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ブンデスで相次ぐ人種差別反対運動…DFBは処分を下さず今後も容認の構え

2020.06.04

人種差別反対のメッセージを披露したサンチョ [写真]=Getty Images

 ドイツで行われた人種差別に反対するメッセージに、罰則が下ることはないようだ。3日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 5月25日、アメリカのミネソタ州で、黒人男性のジョージ・フロイド氏が警察官による拘束を受け亡くなった。この事件は人種差別的意識が根になっているとされ、ブンデスリーガでは選手たちが人種差別反対のメッセージやパフォーマンスを披露していた。

 サッカーでは特定の思想や政治的なメッセージを発することが禁じられており、一連のメッセージやパフォーマンスが処分の対象になるのではないかと言われていた。今回ドイツサッカー連盟(DFB)は処分しない方針を発表。今後の対応についても「委員会はまた、次の試合日にジョージ・フロイド氏の暴力的な死を遂げたことを契機にした、新たな人種差別反対キャンペーンが行われる場合にも、この方針を維持したいと考えている」と声明を出している。

 また、DFBのフリッツ・ケラー会長は、「DFB管理委員会の先見の明のある決定を歓迎し、大変喜ばしく思う。協会はあらゆる形の人種差別に強く反対しており、そのため選手たちの行動にはリスペクトと理解を示す」と語っている。

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