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“大迫の相棒”モデストの移籍騒動が終焉…中国・天津権健への加入が決定

2017.07.13

中国移籍が決まったFWモデスト [写真]=Bongarts/Getty Images

 1年半にわたって二転三転したフランス人FWアントニー・モデストの移籍騒動が、ついに終焉のときを迎えた。ドイツ誌『kicker』日本語版が伝えた。

 ケルンは12日、モデストが天津権健に移籍することを発表。『kicker』誌によると、移籍金は3000万ユーロ(約39億円)を超えるものの、天津側の財政的な理由により、まずはレンタルで加入してから買い取る形になるという。

 ホッフェンハイムでの2年間では55試合に出場して19得点6アシストをマークし、2年前に加入したケルンでは2シーズンで40得点9アシストを記録する活躍を披露した。

 特に2016-17シーズンは、ガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤン、ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキに次ぐ、ブンデスリーガ3位の25得点を記録。日本代表FW大迫勇也との2トップでケルンをけん引し、25年ぶりの欧州カップ戦へと導いた。

 だが、その活躍の裏で、モデストは移籍について常に思いを巡らせる日々を過ごしており、いずれの移籍期間でも、モデストの名前が挙がらない時はなかった。

 先日、ペーター・シュテーガー監督は「去年の夏もそうだったし、2月もそう。そして今回もまただ。もう私の休暇の邪魔はさせないよ」とコメント。しかし今夏、ケルンはついにクラブ史上最高額となる売却額でモデストと別れを告げることとなった。

 なお、これまでのクラブ史上最高額は、2012年にアーセナルへと渡った当時ドイツ代表のFWルーカス・ポドルスキ(現ヴィッセル神戸)で1200万ユーロ(約16億円)だった。だが、今回はフランス代表として出場経験のないモデストが、その3倍の値段で移籍することとなった。

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