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同僚も信頼の“リベロ長谷部” フランク指揮官は「マテウスを彷彿させる」

2016.11.08

[写真]=Getty Images

 かつてフランクフルトのブルーノ・ヒュブナーSD(スポーツ・ディレクター)に“日本のベッケンバウアー”と形容された日本代表MF長谷部誠。ドイツ紙『ビルト』によると、今度はニコ・コヴァチ監督が、ドイツ代表で歴代最多出場を誇るレジェンド、ローター・マテウス氏を引き合いに出して称賛したという。ドイツ誌『kicker』日本語版が7日に伝えた。

 10月21日に行われたブンデスリーガ第8節ハンブルガーSV戦の途中から3バックの一角に入って以来、リベロとしてプレーする長谷部を指揮官は「晩年のローター・マテウスを彷彿させるね。そのころは彼もまた、リベロでプレーしていたんだよ」と称賛。

 だが、長谷部自身はこの言葉に「比較してもらえるのは嬉しいですけど」としながらも、「でも僕は僕。長谷部誠のままです」と謙虚に言葉を続けた。

 左サイドでプレーするドイツ人DFバスティアン・オツィプカは、「僕たちはうまくこのシステムにマッチしているし、とても安定感を感じることができている。ハセは時には3バックにいたり、時には中盤に上がったりしていて、相手にとってはつかみにくいところがあると思う」と説明している。

 その結果、フランクフルトは長谷部が現在の役割に入って以降、公式戦4試合連続で無失点を継続。さらにリーグ戦開幕から10試合で失点8というのは、クラブにとって26年ぶりの強固なディフェンス力である。

 長谷部は「新しい役割にについては、徐々にやりやすさは感じてはいますけど、でもやっぱり本職はボランチですけどね」とコメント。これから迎える代表戦期間では、そのボランチで日本代表の勝利のために貢献したいところだ。

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