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ケルンで勝負の一年 移籍も噂された大迫「逃げ出すようなことはしない」

2016.09.15

今季でケルン3年目。勝負のシーズンを迎えたFW大迫勇也 [写真]=Bongarts/Getty Images

 今シーズンは契約最終年度に入ることもあり、移籍の可能性も取りざたされたFW大迫勇也。だが改めてケルンから去る考えがなかったことを、ドイツ紙『ビルト』に対して明かしている。同国誌『kciker』日本語版が15日に伝えた。

「僕はプロですし、うまくいかないからというだけで逃げ出すようなことはしません」

 そう力強く語った大迫だが、3年目を迎えたケルンでブンデスリーガ通算得点はわずかに4ゴール。昨シーズンはファンから厳しい声が浴びせられ、ペーター・シュテーガー監督が敢えてホーム戦で起用しない措置を取ったこともあった。「ケルンで期待に応えられていないことはわかっています」と大迫。

 その間に日本代表からも招集が見送られるようになったが、このことについては「今、代表はそこまで重要ではありません。まずはケルンです」と述べ、「いいパフォーマンスをみせて、チームメイトやファンからのリスペクトを得ていきたいと思っています」と、クラブでの巻き返しを誓っている。

 これまでケルンでは、様々なポジションでプレーしてきたが、今夏の準備期間より「自分が好きな中央で」プレーでき、「新たな意欲と力が湧いてきた」という大迫は、ここまでテストマッチやDFBポカールでゴールをマークしており、「力を証明したい」と意気込みを見せた。

 なお、今はMF長澤和輝(ジェフユナイテッド千葉)が日本に戻ったため、唯一の日本人選手となっているが、特にホームシックはないとのことで、「(フレデリク・)ソーレンセンや(マルセル・)リッセ、(ヨナス・)ヘクターとつながりがありますね。よく一緒に話したりして、楽しんでますよ。ただドイツ語はまだ難しいところがありますけどね」とも語っている。

By kicker日本語版

ドイツ最大のサッカー専門誌『kicker』日本語版

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