2015.05.08

フライング発表に憤慨のケルン…ウジャー獲得のブレーメンが謝罪

ウジャー
ケルンに所属するFWウジャー [写真]=Bongarts/Getty Images

 5日に、日本代表FW大迫勇也とMF長澤和輝の所属するケルンから、ナイジェリア代表FWアンソニー・ウジャーの獲得を発表したブレーメン。公式サイトでは、発表とともに本拠地であるヴェーザーシュタディオンをバックに、マネージャーのトーマス・アイヒン氏とSD(スポーツディレクター)のローベン・シュレーダー氏の間で笑顔でおさまるウジャーの写真を掲載した。さらに、クラブ公式インスタグラムでは、大きく「100% WERDER(ヴェルダー・ブーレメン)」と書かれたピッチへと続く通路を背景にポーズを取る同選手の写真をアップしている。

 今回の移籍は、ウジャーがケルンと結んだ2017年までの契約に含まる解除条項によって可能となったもの。違約金は約480万ユーロ(約6億5000万円)と見られている。

 リーグでは下から3番目という得点力の低いケルンにあって、チーム総得点の1/3にあたる10ゴールを挙げているストライカーの獲得は、ブレーメンにとってはいい買い物であり、喜ぶのも当然だろう。

 ただ、そのタイミングが悪かった。まだシーズン中ということだけでなく、ケルンは残留が確定していない。ドイツ紙『ビルト』によると、3日にウジャーがブレーメンで最終メディカルチェックを受けた後に、ブレーメンからケルンのイェルク・シュマトケSDのもとに連絡が入り、ペーター・シュテーガー監督にいたっては、移籍が公になって初めてその事実を知ったという。

 ブレーメンとウジャーの手際の良さはもとより、2枚の写真がケルン関係者の神経を逆なですることになった。シュマトケSDは『ビルト』紙に対し「最悪のやり方だ。そのことに異論はないだろう」と、不快感をあらわにした。

 これを受けてブレーメンは7日、ハノーファーとのダービー(9日)に向けた会見の席上で、メディアディレクターが「あの喜び方は適切ではなかった。写真はもっと後になって出すつもりだった」と釈明。「アンソニーに対しても申し訳ない。ケルンの気分を害するつもりはなかった」と謝罪した。

 ブレーメン側は火消しを図ったが、ケルンサイドがこれで一件落着となるかは全く別の問題。

 ケルンでは高い人気のあるウジャー。自らのゴールを喜ぶあまり、クラブのアイドルことヘンネス8世(本物のヤギ)を乱暴に扱ったパフォーマンスなどでサポーターの心をつかみ、そうした行為はクラブへの愛着ととられていただけに、裏切られた彼らの心情は推し量るまでもない。

 10日に行われるブンデスリーガ第32節は、日本代表DF内田篤人の所属するシャルケをホームに迎えての一戦。シュテーガー監督は、ウジャーの起用を迷っているとも伝えられている。残留に向け、ケルンに100パーセントの力を注ぐことが求められるエースは、サポーターの厳しい目にどう応えるのか、注目が集まりそうだ。

サイト人気記事ランキング

欧州リーグ順位表

リヴァプール
61pt
マンチェスター・C
48pt
レスター
45pt
欧州順位をもっと見る
ライプツィヒ
40pt
ボルシアMG
35pt
バイエルン
33pt
欧州順位をもっと見る
レアル・マドリード
43pt
バルセロナ
40pt
アトレティコ・マドリード
35pt
欧州順位をもっと見る
ユヴェントス
48pt
インテル
46pt
ラツィオ
45pt
欧州順位をもっと見る

欧州人気記事ランキング