アザール(右)らのゴールでノルウェーとの打ち合いを制したベルギー [写真]=VI Images via Getty Images
国際親善試合が5日に行われ、ベルギー代表とノルウェー代表が対戦した。
5月に発表されたFIFAランキングで2位に入っているベルギー代表はユーロ前最後の親善試合でノルウェー代表と激突。GKティボー・クルトワ(チェルシー)やDFヤン・ヴェルトンゲン(トッテナム)、MFエデン・アザール(チェルシー)、FWケヴィン・デ・ブライネ(マンチェスター・C)、FWロメル・ルカク(エヴァートン)らが先発メンバーに名を連ねた。
ベルギーは序盤から試合のペースを握る。3分、ペナルティエリア外右でボールを受けたルカクがトラップで相手DFのマークを外すと、左足で強烈なシュートをゴール左に突き刺し、先制点をもぎ取った。
幸先の良いスタートとなったベルギーだが、ここからノルウェーが反撃。21分、エリア内左でパスを受けたジョシュア・キングが右足で狙い澄ましたシュートを放つと、これが右ポストを叩きながらもゴールに吸い込まれ、同点に追いついた。これで勢いに乗ったノルウェーは積極的に前線へロングボールを供給。40分にヴァロン・ベリシャ、42分にはキングが裏へ抜け出しチャンスを作るが、ベルギーのGKクルトワから得点を奪うことはできなかった。前半は1-1の同点で終了する。
後半開始早々の48分、ベルギーがビッグチャンスを迎えた。右サイドでボールを受けたデ・ブライネがドリブルでエリア内へ侵入すると、外でフリーになっていたマルアン・フェライニにパス。フェライニはダイレクトで右足のミドルシュートを放ったが、GKエリアン・ニュランドに抑えられる。さらに、こぼれ球にデ・ブライネが反応しゴールを狙ったが、これもニュランドがセーブ。するとその直後、ボールを奪ったノルウェーがカウンターで攻撃に出る。右サイドでボールを受けたベリシャがドリブルでエリア手前まで侵入すると、強烈な左足ミドルシュートでゴールネットを揺らし、ノルウェーが勝ち越しに成功した。
逆転を許したベルギーだが、ここから攻勢をかける。70分、デ・ブライネが右サイドからクロスを送ると、反応したアザールがゴール左隅に頭で流し込み、まずは同点に追いつく。さらに74分には、ドリース・メルテンスが左サイドからコーナーキックを蹴ると、ニアサイドでトビー・アルデルヴァイレルトが頭で合わせる。これをゴール前のローラン・シマンが押し込み、一気に逆転に成功した。
試合はこのまま3-2で終了。ベルギー代表が打ち合いを制してユーロ前最後の試合を勝利で飾った。同代表は本大会でグループEに入り、13日にイタリア代表、18日にアイルランド代表、22日にスウェーデン代表と対戦する。
【スコア】
ベルギー 3-2 ノルウェー
【得点者】
1-0 3分 ロメル・ルカク(ベルギー)
1-1 21分 ジョシュア・キング(ノルウェー)
1-2 48分 ヴァロン・ベリシャ(ノルウェー)
2-2 70分 エデン・アザール(ベルギー)
3-2 74分 ローラン・シマン(ベルギー)
By サッカーキング編集部
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