昨季にチェルシーからレアルに加入したアザール [写真]=Getty Images
レアル・マドリードに所属するベルギー代表FWエデン・アザールが、インタビューで自身のキャリアを振り返った。イギリスのプロスポーツコンサルタント会社『Premier Sports Network』が発行する雑誌『On The Front Foot』が伝えた。
現在30歳のアザールは2005年に母国のクラブからリール(フランス)の下部組織に入団し、2007年にトップチームデビュー。2010-11シーズンにはリールの国内2冠に貢献し、2012年夏にチェルシーへと完全移籍した。チェルシーでは公式戦通算352試合の出場で110得点を記録し、2度のプレミアリーグ制覇や2度のヨーロッパリーグ優勝などに貢献。2019年夏、1億ユーロ(当時レートで約120億円)の移籍金でレアル・マドリードに加入した。
『Premier Sports Network』の独占インタビューに応じたアザールは自身のキャリアを振り返って次のようにコメント。フランス代表の影響でかつてはチェルシーのライバルであるアーセナルを応援していたことを明かし、また自身の引退時期にも言及した。
「僕がサッカーを始めた頃、ベルギー代表は今よりも強いチームではなく、トップレベルのベルギー人選手も少なかった。だから、小さい頃はフランス代表の試合をよく見ていたよ。ジネディーヌ・ジダンやティエリ・アンリといった選手が好きだった。それに、チェルシーと僕の関係を考えたら認めるのは難しいんだけど、僕は当時のアーセナルが本当に好きだったんだ。ロベール・ピレスやシルヴァン・ヴィルトール、パトリック・ヴィエラといったフランス人選手が中心だったから、彼らを応援して育ったよ」
「13歳の時にはアンデルレヒトに行く可能性もあったけど、ベルギーにいるよりも求められる基準が高いことを知っていたからリールを選んだ。当時の僕はトップ選手になるなんて考えてもいなかったさ。だけど、リールに着いてからはチームの一番であり続けて、飛び級でプレーするようにもなった。そこからプロへの道を考え始めたんだ」
「新しい国での生活で一番大変なことは、言語を学ぶことだ。セサル・アスピリクエタは同時期にマルセイユからチェルシーにやってきて、フランス語を話すことができた彼と多くの時間を過ごしたよ。1年目の冬にやってきたデンバ・バともよく一緒に過ごしたね。チェルシーには選手をサポートする部門がたくさんあるけど、最も重要なのは選手の家族へのサポートだ。クラブが様々なプロセスにおいて多くのサポートを提供できるのは驚くべきことだし、特にプレミアリーグは外国人選手が多いから、昔に比べて大きく改善できたんだと思う」
「できる限り長くサッカーを続けたいと思っているし、ピッチ上では常に自分自身のプレーを楽しむよう心がけている。キャリアの終わりが来たときに振り返れるだけの功績は残せたと思うけど、今はより良いプレーをしてサッカーを楽しむことが優先事項だ。数年後に僕がどこにいるかは考えていないし、次の試合、次の練習に集中するようにトライしている。僕はまだ30歳になったばかりだし、体が許す限り、あと5〜6年は現役を続けたい」
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By サッカーキング編集部
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