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メッシ、バルセロナ残留を表明「愛するクラブと裁判はできない」 クラブ体制は厳しく批判

バルセロナ残留を表明したメッシ [写真]=Getty Images

 バルセロナに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、クラブに残留することを表明した。スペイン版『Goal.com』とのインタビューで回答している。

 メッシはラ・リーガ2位、コパ・デル・レイ準々決勝敗退、チャンピオンズリーグ準々決勝敗退で終わった今シーズン終了後、残り1年となった契約を解除して退団する意向を示した。

 バルセロナとの契約では通常のシーズンであれば、6月10日までに退団意思を通達すれば、選手側の希望で契約を解除できるものとなっていたが、今シーズンは新型コロナウイルスの影響でシーズンが延長。8月25日に内容証明郵便にてバルセロナへの退団意向を通達した。これに対してバルセロナは従来の条項にある、契約解除は違約金7億ユーロ(約880億円)が満額支払われない限り、認めない姿勢を示し、シーズンの延長とは関係なく、6月10日までに意思表明がなかったため、違約金発生の契約は有効であると主張していた。また、メッシの国外流出を避けたいラ・リーガもクラブと選手間の契約に口をはさむ形で、バルセロナに同調姿勢を示していた。

 退団意向の表明後はマンチェスター・Cやパリ・サンジェルマン、インテル、ユヴェントスなどが移籍先として報じられたが、違約金7億ユーロの支払い問題が解決しなければ、どのクラブも手が出せない状況となっていた。

 メッシはインタビューで、「年間通じて(ジョゼップ・マリア・バルトメウ)会長には退団の意思を伝えていた。クラブには若い人間が必要だと思っていて、バルセロナでの時間は終わったと感じていたんだ。トレーニング、試合、ロッカールーム…、多くの苦しみを感じた難しい年だった」と、チャンピオンズリーグの結果などではなく、クラブのことを長く思案した上での決断であると明かした。

 また、クラブを取り巻くジャーナリズムや政治的な動きにも苦しめられたと話す一方で、「それでもバルセロナへの愛は変わらない」と、エンブレムへの忠誠だけは忘れたことがないと強調している。

 メッシはクラブの体制について批判を展開。常に残留したいと話し、タイトルを獲得するためのプロジェクトを続けてきたが、「真実はなにもなかった。彼らは物事が進むにつれ、状況をあやふやにしてフタをしてきた」と、フロントの姿勢を断罪。

 6月10日に退団意思を表明できなかったことは、世界が新型コロナウイルスと戦っている最中であり、その中でリーグ戦を戦っていたためであると主張。退団のためには7億ユーロ必要である点で平行線をたどったことに対して、「裁判をするしかなかった。でもそれは僕にすべてを与えてくれた愛するクラブ、人生のクラブに対して裁判をすることで、それは僕の気持ちを越えるものだった」と話し、バルセロナ相手に裁判をするくらいなら、残留を選んだと続けた。

 内容証明郵便(ブロファックス)をクラブに送ったことについては、自身の意思を明確にするためだったと話し、退団意向を伝えても、のらりくらりとはぐらかす姿勢を崩さなかったクラブ、そして日付を特に明言せず「シーズン終了後に話そう」と回答してきたバルトメウ会長の態度に対する措置だったと明かした。

 残留を選んだことでバルセロナでのプレーについてのモチベーションが気になるところだが、「これまでも常に全力を尽くしてきた。常に勝利を求めているし、ロッカールーム、クラブ、そして自分のために最高を求めている。新しいコーチもやってきた。それは良いこと」と、バルセロナでのプレーはまったく問題ないとコメントする一方で、「チームがどういうリアクションをして、競争を与えるかどうかはわからない。僕が言えることは残留をして最善を尽くす、ということだよ」と、クラブの判断に委ねる覚悟を示している。

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