終盤に決勝点を決めたD・コスタ(中央) [写真]=Getty Images
11日、リーガ・エスパニョーラ第36節が行われ、アトレティコ・マドリードとベティスが対戦した。
最初にビッグチャンスを迎えたのはホームのアトレティコ。22分、DFキーラン・トリッピアーのクロスからゴール前で混戦が起こると、そのこぼれ球にFWアンヘル・コレアが反応。左足で強烈なボレーシュートを決めてアトレティコが先制かに思われたが、VARでファールの判定によりゴールは取り消された。
続く34分、アトレティコは再びチャンスを作る。センターライン付近からのMFコケのスルーパスにFWアルバロ・モラタが抜け出すと、スピード勝負に勝ったストライカーがチップキックで見事なゴールを決めるが、またしてもVARによりオフサイドの判定となり、この得点は認められなかった。試合はこのままスコアレスで前半を折り返す。
57分、ここで試合の流れを変えるアクシデントが起こる。カウンターアタックからFWローレン・モロンがDFマリオ・エルモソを交わしたところを、エルモソが後ろからスライディングで無謀なタックルを仕掛ける。これに対し主審は迷わず一発退場を命じ、VARでの確認後も判定は覆らなかった。ここから数的有利となったベティスがボールを握り、アトレティコはその猛攻に耐えるという展開になる。
身体を張った守備でなんとか無失点を維持するアトレティコは74分、敵陣中央付近でFKを得ると、FWヤニック・カラスコのふわりとしたキックにFWジエゴ・コスタが頭で合わせる。これがベティスゴールを揺らし、VAR介入後に改めてゴールが認められた。途中出場の2選手からアトレティコがとうとう貴重な先制点を奪う。
その後はベティスがさらに前線への圧力を強めるが、アトレティコは自慢の守備力でなんとか最後まで耐えしのぎこのままタイムアップ。アトレティコが数的不利のなかで持ち前のしぶとさを発揮し、貴重な勝ち点3を奪った。一方のベティスはボールを支配するも崩しきれない、悔しい敗戦となった。
次節、15日のリーガ・エスパニョーラ第37節で、アトレティコはアウェイでヘタフェと、ベティスはホームでアラベスと対戦する。
【スコア】
アトレティコ・マドリード 1-0 ベティス
【得点者】
1-0 74分 ジエゴ・コスタ(アトレティコ・マドリード)
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By サッカーキング編集部
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