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11歳からレアル一筋のナチョ「レアル残留は最高の決断だった」

2017.05.05

出場機会が増加しているレアルのDFナチョ [写真]=Power Sport Images/Getty Images

 レアル・マドリードに所属するスペイン代表DFナチョ・フェルナンデスが、スペインの雑誌『DTルクス』のインタビューに応じ、昨年夏に下した決断や将来の目標について語った。4日付のスペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。

 ナチョは今シーズン開幕当初、センターバックのポジション争いで4番手に甘んじていた。しかし、ポルトガル代表DFペペやフランス代表DFラファエル・ヴァランの度重なる負傷もあって、出場機会が増加。DF登録選手のなかで4番目に多い37試合に出場している。

 特筆すべきは、最終ラインのすべてのポジションでプレーできる万能性だ。2日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝ファーストレグのアトレティコ・マドリード戦でも、前半で負傷したスペイン代表DFダニエル・カルバハルに代わって途中出場を果たすと、不慣れな右サイドバックながら好守を披露。3-0の完封勝利に貢献した。

 プレシーズン中には、ビッグクラブ特有の選手層の厚さから出場機会を求めて他クラブへの移籍も検討していたというナチョ。それでも、11歳からレアル・マドリード一筋のキャリアを歩んできた同選手は、クラブ残留を決断したことは賢明な選択だったと認めている。

 ナチョは「残留は最高の決断だった。自分がいたいと思うところにいて、多くの試合でプレーできている。その事実こそが重要なんだ」とコメント。さらに「監督とクラブからの信頼によって、僕はこのクラブでプレーを続けている」と、ジネディーヌ・ジダン監督の存在が残留のカギになったと語っている。

 また、ナチョは将来の目標について「監督になりたい。サッカー、もしくはあらゆるスポーツに関わっていたいね」と、指導者の道へ進みたいとの思いを明かした。一方、短期的な目標については「ロペテギ(現スペイン代表監督)の構想に入り続けることが、目標の1つ。ただ、そのためにはやるべきことがたくさんある」と語り、来年夏に開催される2018 FIFAワールドカップロシアの本大会出場を目指しているとした。

(記事/Footmedia)

By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

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