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言葉に苦戦する清武、“君が代”熱唱が転機に?「チームに馴染めてきた」

2016.07.31

実戦復帰が近づく日本代表MF清武弘嗣 [写真]=Getty Images

 30日、日本代表MF清武弘嗣が所属するセビージャとFW宮市亮が所属するザンクト・パウリが親善試合を行った。試合後、清武が取材陣にコメントを残している。

 28日に行われたFW武藤嘉紀が所属するマインツとの親善試合に続いて、清武はこの試合も欠場。自身のケガの状態について「大丈夫ですよ。もう次のグラナダ戦に出るかなというくらい」と話し、実戦復帰が近付いていることを明言した。

 スペインでは英語を話せる選手が少なく、コミュニケーションで苦労していると以前に話していた清武。「ちょっとずつ所々わかるようになってきたんですけど、ちゃんとした話とかは分からないですね」とコメント。それでも「監督の指示は、監督の周りに10人くらいスタッフがいるんですけど、その中の2人がパーフェクトじゃないですけど英語が喋れて、指示は英語にしてもらってます。サッカーは見ればちょっとずつ分かるんで」と、サッカーの面ではある程度の理解はできていると強調した。

 スペイン語の勉強については「Skypeでしてますよ」と告白。「日本にいる先生とやりとりしてます。チームが用意してくれるって言ってたんですけど、何も無かったので『(勉強)せなヤバいな』って。だから切羽詰まって探しまくりました」と、必死に学んでいることを明かした。

 先日開催されたチームの食事会で“君が代”を歌ったことについて問われると、「スペインでは新人選手(に対する洗礼)はないと思ってたんですよ。何人かしてない(新加入)選手もいるんで。俺はやらされたみたいな感じですね。でもやっといて良かったですよ、そこからチームに馴染めてきたんで」と、チームメイトとの距離感を縮めることができたと話した。

 セビージャは8月9日にUEFAスーパーカップでレアル・マドリードと対戦。同12日と15日にはスーペルコパ・デ・エスパーニャ(スペイン・スーパーカップ)でバルセロナと激突する。「すぐ試合もあるし、復帰しないと。どうなるか分からないですけど、メンバーにも絡まないといけないし、代表もある。いろいろ試合があるからちょっとでも早く、でも無理せずって感じですね」と、焦らずに復帰したいと自分に言い聞かせるように口にした。

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