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スペイン新指揮官のロペテギ氏が抱負「変革はしない。進化させていく」

2016.07.22

今年1月までポルトを指揮していたロペテギ氏 [写真]=Getty Images

 21日にスペイン代表監督への就任が発表されたフレン・ロペテギ氏が、同日に就任会見を行った。ロペテギ氏は会見で「変革はしない。進化させていく」と前任者ビセンテ・デルボスケ監督が進めてきた仕事を継続し、大幅なメンバー変更がないことを示唆した。同日付のスペイン紙『マルカ』が伝えている。

 ロペテギ監督は「スペインサッカーがここ数年間でやってきたすばらしい部分を活かしていきたい。この代表チームが私たちに与えてくれた驚異的な多くのことを無駄に消費してはならない。サッカーは止まらない。過去に生きてはいけない。私たちは過去にとても誇りを感じているが、現在と将来を見ていく」と話した。

 メンバーの入れ替えについては「スペインサッカーにはとてもすばらしい世代のサッカー選手がおり、今でもその選手たちを抱えている。世界に誇れるスペインサッカーにするために、人々に新たな希望を与えたい。選手たちのコンディション、対戦相手を見て、その試合にとって何がベストを考える。私たちは変革をするわけではない。代表チームの土台は明確であり、キャリアで最高の状態の選手もいる。変革はしない。進化をしていくんだ。サッカーは今を生きている。選手の移行よりも、トレーニングで進化させたい。難しい仕事だが試合の結果で答えを出していきたい」と語った。

 また、前任のビセンテ・デルボスケ氏についても言及。「ビセンテ・デルボスケよりも素晴らしい模範はいない。手本となる仕事を行い、とても高い水準をつくった。私たちは彼がやってきたことをはっきりと意識している。彼とはまだ話すことはできていないが、話をするだろう」と、ワールドカップやユーロでチームを優勝に導いた手腕を称えた。

 スペイン代表の守護神とキャプテンを長年務めていた、ポルトに所属するGKイケル・カシージャスが、ユーロ2016では控えに回った。このことについて問われると、「選手個々について、意見をするための場所ではない。その時になったら、私たちは決断をするだろう」と今後の招集については明言しなかった。

By サッカーキング編集部

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