アーセナルが獲得を熱望するライス [写真]=Getty Images
アーセナルがウェストハム所属のイングランド代表MFデクラン・ライスの獲得に前進しているようだ。12日、イギリス紙『ガーディアン』が伝えている。
2022-23シーズンのプレミアリーグで、最終盤まで優勝争いを繰り広げたアーセナル。最終的には19年ぶりのリーグ制覇を逃したものの、7シーズンぶりにチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得し、“名門復活”を強く印象づけた1年間となった。
そんな同クラブはさらなる躍進に向けて、主力を担う若手選手たちとの契約延長交渉を続々と進行。加えて、今夏の移籍市場では、ミケル・アルテタ監督が戦力拡充を希望する中盤を中心に、積極補強に乗り出すと報じられている。複数選手の名前が獲得候補に挙がる中、かねてから熱烈な視線を注いでいるのが、ウェストハムで中心選手として活躍中のライス。アーセナルは同選手を今夏の“本命”に据え、クラブ史上最高額を注ぎ込む構えさえ見せているという。
バイエルンやマンチェスター・Uからの関心も明らかになる中、アーセナルは24歳のイングランド代表MFの獲得競争を優位に進行。今回の報道によると、未だ正式なオファーは提示していないものの、ウェストハムとの交渉は順調に進んでおり、近日中に契約がまとまるとの見方が強まっているという。ウェストハム側が要求しているアドオンを含めると、アーセナルの支払い金額は1億ポンド(約175億円)以上になる可能性が高いという。
また、アーセナルはライス本人との個人的な条件では既に合意に達しているとも報じられている。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、クラブ間での交渉は重要な段階に入っており、アーセナルは間も無く正式なオファーを提示する予定とのこと。北ロンドンの名門は、ライスの獲得競争においてバイエルンを先行しているが、移籍実現に向けては「タイミングが非常に重要になる」と指摘されている。
なお、アーセナルはライスと並行して、ブライトン所属のエクアドル代表MFモイセス・カイセドやマンチェスター・C所属のドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンの動向も注視しているという。一方で、レヴァークーゼン移籍が濃厚と報じられているスイス代表MFグラニト・ジャカについては、新戦力の獲得後に退団を容認すると見られている。
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By サッカーキング編集部
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