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エヴァートンが解任を発表…ベニテス監督と過去に仲違いした選手を紹介

2022.01.19

エヴァートンがベニテス監督を解任 [写真]=Getty Images

 エヴァートンは16日にラファエル・ベニテス監督の解任を発表した。リーグ戦直近13試合でわずか1勝と成績は良くなかったものの、同監督との不仲が噂されたフランス代表DFリュカ・ディニュがアストン・ヴィラへ放出されてからわずか3日後の出来事には、ファンや識者らからも驚きの声が上がっている。そんな中、イギリスメディア『Planet Football』では、デュニュの他にもベニテス監督と過去に確執があった5選手を紹介している。

シャビ・アロンソ

 リヴァプールで“イスタンブールの奇跡”でチャンピオンズリーグ(CL)を制した両者だが、最後は喧嘩別れだった。そもそもアロンソは2004年の夏にベニテスがリヴァプールの監督に就任し、1050万ポンド(約16億円)でスペインのレアル・ソシエダから獲得した選手だ。2人の不仲は、なんとアロンソに息子が生まれたことが発端だった。2017年にアロンソ本人がスペイン紙『エル・パイス』に語ったところによると、チームが2007-08シーズンのCLラウンド16でインテルとの対戦を控える中、アロンソの息子が生まれそうになったという。アロンソは監督に出産に立ち会う許可を請い、それが無事に終わればチームに合流すると伝えたが、ベニテスはそれを拒否。結局アロンソは監督の許可を得ないまま出産に立ち会ったが、それ以降、両者の関係はギクシャクしてしまったという。それもあってかアロンソはその翌年2009年にリヴァプールを退団。チームは2009-10シーズンのリーグ戦で7位と低迷し、プレミアリーグの“ビッグ4”時代は幕を閉じた。

■ジブリル・シセ

 シセはベニテスがリヴァプールの監督に就任した2004年の夏に当時のクラブ史上最高額となる1400万ポンド(約22億円)でリヴァプールに加入したが、そもそも、この取引を進めたのはベニテスの前任者であるジェラール・ウリエだった。期待は大きかったが、2004年10月に足を骨折する重傷を負ったこともあり、ベニテス監督のもとではプレミアリーグ49試合13ゴールに止まった。ただ、怪我から復帰後は、徐々にチームに馴染む様子も見せていた。しかし、2006年にフランス代表の練習試合で再び骨折をすると、ベニテスとシセは電話で激しい口論に。よほどの口論だったのか、シセは骨折しているにも関わらず、同年6月にマルセイユへのローン移籍を決め、翌シーズンに完全移籍でリヴァプールを退団した。

ジョン・テリー

 2012-13シーズンの途中にチェルシーの暫定監督に就任したベニテスだったが、キャプテンを務めていたジョン・テリーとの関係は最初から良くなかったという。テリー本人が2020年にイギリス『スカイスポーツ』のインタビュー内で、ベニテス監督とは戦術面での意見の相違があり、さらに同監督がリヴァプール時代の話を多くすることにも違和感を感じたと明かしている。結局テリーはベニテス監督のもとでレギュラーを掴めず、プレミアではわずか7試合にしか出場できなかった。しかし、ジョゼ・モウリーニョが監督に就任した翌2013-14シーズン、テリーは不動のレギュラーに返り咲き、その翌年の2014-15シーズンにはリーグ戦全試合にフル出場を果たし、プレミア優勝に大きく貢献した。

クリスティアーノ・ロナウド

 2015年7月にレアル・マドリードの監督に就任したベニテスだったが、わずか半年後の2016年1月にクラブを去ることになってしまった。サポーターからの不人気、大切な試合を落とすなど、解任の原因はいくつかあるが、一番大きかったのはチーム内で選手の信頼を勝ち取れなかったことかもしれない。中でもクリスティアーノ・ロナウドとの確執はメディアの格好の標的となった。いくつかの報道によると、ベニテスはC・ロナウドの成長を助けようと、彼に試合の映像が入ったUSBを送ったという。しかし、ロナウドはそれを受け取らなかったどころか「ベニテスに僕の全ゴールが入ったUSBを送るから勉強するよう伝えてくれ」と言い返したという。なお、C・ロナウドはベニテス監督のもとで公式戦24試合に出場し25ゴールを記録。結果を出していたスーパースターへの助言は裏目に出てしまったようだ。

ハメス・ロドリゲス

 2020年夏に当時、エヴァートンの監督だったカルロ・アンチェロッティに誘われてクラブに加入したハメス・ロドリゲスだったが、アンチェロッティは翌年にレアル・マドリードへ。その後任がベニテスになったとき、J・ロドリゲスの退団も決まったのかもしれない。両者は2015年にレアル・マドリードでも監督と選手の関係だったが、J・ロドリゲスは怪我で出遅れたこともあり、シーズン序盤は出場機会に恵まれなかった。しかし、同年11月の代表ウィークではコロンビア代表でフル出場を果たし、フリーキックでゴールまで決めてみせた。試合後、J・ロドリゲスは「このゴールは僕の状態が良くないという人たちに向けたもの」と暗にベニテスを批判。逆にエヴァートンではベニテス監督が「リーグ戦の50%にしか出場できない選手を抱えているのは簡単ではない。監督として試合に勝てるチームを選ぶ。選手の人気やSNSでのフォロワーはチェックしていない」とJ・ロドリゲスを批判していた。J・ロドリゲスがベニテス監督のもとで公式戦に出場せずカタールのアル・ライヤンに移籍したことは最早必然だったかもしれない。

(記事/Footmedia)

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