2015.12.08

1年前最下位だったレスターが首位…プレミアリーグ記録的混戦の理由とは?

モウリーニョ
ボーンマスに敗れたチェルシーは現在14位と極度の不振に [写真]=Getty Images
「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

「The most unpredictable season ?」

 プレミアリーグ史上、最も予測不可能なシーズンか――。12月6日、第15節を終えた直後に英『BBC SPORT』のウェブサイトがこんな見出しを打ち、今シーズンのプレミアがいかに混戦模様となっているのかをいくつかのデータとともに示した。

 まずはやはり、現在14位に沈むチェルシーの大スランプが挙げられる。ここまで15試合で4勝3分け8敗、勝ち点15ポイント。これはプレミアリーグの歴史における“前年王者”のワースト記録である。

 過去のディフェンディングチャンピオンで、15節を終えて勝ち点20ポイント以下だったのは他に1995-96のブラックバーン(17ポイント)だけである。チェルシーで言えば、2004-05にジョゼ・モウリーニョ政権初優勝を飾った後、連覇を果たした2005-06は15節終了時点で実に40ポイントを獲得している。その半分以下の勝ち点しか稼げていないのだから、今シーズンがどれほど珍しいかがわかる。

 そのチェルシーはすでに8敗を喫し、早くもジョゼ・モウリーニョ監督の自己ワースト記録を更新しているが、昨シーズン2位、そして現在3位のマンチェスター・シティもすでに4敗している。前年の“トップ2”が15節の時点で計12敗というのは、過去10シーズンで最多である。

 そんな2強を尻目に首位の座を謳歌しているのは、1年前の今ごろは最下位にいた伏兵レスターだ。ただ、勝ち点32のレスターから勝ち点26の5位トッテナムまでの勝ち点差はわずかに「6」。上位がこれほどタイトに詰まっているケースも珍しく、過去10シーズンでは2010-11シーズンの一度だけ。このシーズンはマンチェスター・Uが後半戦の猛ラッシュで最終的に独走状態で優勝しているが、15節終了時点では首位にいたが5位トッテナムとの差は今シーズンと同じ6ポイントしかなかった。

 また、今シーズンの特徴として顕著なのは「アウェイチームの強さ」である。

 ここまで全150試合中、アウェイチームが勝ったのは51試合で、勝率は「34%」である。プレミア創設から2014-15までの過去23シーズンで、アウェイチームの通算勝率は「27.25%」に過ぎない。かつてはアウェイ勝率が30%を越えることは珍しかったが、一昨シーズン(32.4%)、昨シーズン(30.3%)とここ数年はその傾向が続いており、今シーズンはさらに加速している印象だ。

 なお、アウェイ成績を見るとトップのレスター以下、上位にはクリスタル・パレス、ウェストハム、ワトフォードといったカウンター主体の中小クラ1ブが目立ち、彼らがリーグを引っかき回していることもわかる。

 その他にも、ボーンマス、ワトフォード、ノリッチの昇格3クラブがいずれも健闘して“ボトム3(降格圏)”にいないこと、代わってニューカッスル、アストンヴィラといった本来トップハーフ(10位以上)を狙うべき古豪が前年に続いて降格圏をさまよっていることなど、混戦の要因は様々にある。

「どこがどこに勝ってもおかしくない」とは、実力伯仲のプレミアリーグを形容するのにお決まりのフレーズだが、今シーズンほどそれが当てはまるシーズンはない。いよいよクリスマス前後の連戦に差し掛かり、その後は後半戦。先の読めない展開が続きそうだ。

(記事/Footmedia)

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