2014.09.27

英3部リーグで人工芝のピッチが復活か…既にFAカップでは使用許可も

ディープデイル・スタジアム
過去に人工芝が使用されていた、プレストン・ノースエンドのディープデイル・スタジアム [写真]=Getty Images

 イングランド・フットボールリーグ1(3部相当)、2(4部相当)の合同会議が行われ、人工芝の再導入についての仮投票が行われた。投票の結果、賛成派が多数を占め、11月の正式投票で可決される見込みで、早ければ2014-15シーズン途中から使用が許可される。26日付のイギリスメディア『BBC』が報じている。

 1980年代において人工芝のピッチは珍しくは無かった。1981年には、現在プレミアリーグに所属するQPR(クイーンズ・パーク・レンジャーズ)の本拠地ロフタス・ロードで、プロクラブのスタジアムとして初めて人工芝が採用された。しかし、当時の技術では天然芝との差は明らかで、ボールの転がりやバウンド、そして選手の度重なるけがなど問題が多発していた。FA(イングランドサッカー協会)は、1995年までにあらゆるカテゴリーのプロリーグに対し、人工芝のピッチを禁止し、それ以降イングランドのプロリーグでは人工芝のピッチを目にすることは無かった。

 現在再導入が進められている人工芝『3G』はFIFAの2つ星というお墨付きもある。プレゼンテーションでは負傷率などの具体的な数字を示し、検査が行われた。3Gの初期費用は約50万ポンド(約8700万円)だが、天然芝の場合は初期費用だけでなく、管理維持費として最低約2000万円から約1億円がかかるとも言われている。また全天候型で、多目的な使用でも痛まないことから、資金難に苦しむ下位リーグのクラブにとっては好都合であり、会議に参加した46クラブのうち29クラブが賛成に回っている。

 AFCウィンブルドンのエリック・サミュエルソン氏は「地域貢献をするクラブにとっては大きなことだ。私はアリアンツ・アレーナ(バイエルンのホームスタジアム)へ行ったときに、ピッチの上でお父さんたちとその子供たちがラグビーボールで遊んでいるのを見たんだ。それが地域貢献というものだ。そういった観点から、私は賛成だ。決断する前に、そういった側面も考えたい」と地域との交流の機会を増やせることも、導入に賛成する1つの要因であることを語った。

 一方で実際にプレーをする選手たちはあまり好意的ではないようだ。ユーロ2016予選で、『3G』を導入しているアンドラのエスタディオ・ナシオナルで戦った、ウェールズ代表のクリス・コールマン監督は「ここはプレー出来るレベルに無い」と語り、レアル・マドリード所属の同代表MFガレス・ベイルは「今までプレーした中で最低のピッチだ」と厳しい評価を下している。

 FAは、3月の時点で既にFAカップでの使用を認めており、投票の結果次第ではキャピタル・ワン・カップやフットボール・リーグのリーグ戦でも使用されることになる。

サイト人気記事ランキング

欧州リーグ順位表

マンチェスター・C
98pt
リヴァプール
97pt
チェルシー
72pt
欧州順位をもっと見る
バイエルン
78pt
ドルトムント
76pt
ライプツィヒ
66pt
欧州順位をもっと見る
バルセロナ
87pt
アトレティコ・マドリード
76pt
レアル・マドリード
68pt
欧州順位をもっと見る
ユヴェントス
90pt
ナポリ
79pt
アタランタ
69pt
欧州順位をもっと見る

欧州人気記事ランキング