バネガ(左)とコンテ監督(右)の言い合いが話題に [写真]=Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)・決勝戦が21日に行われ、セビージャとインテルが対戦した。試合はオランダ代表FWルーク・デ・ヨングの2ゴールとブラジル人DFジエゴ・カルロスのバイシクルシュートで合計3得点を奪ったセビージャが勝利し、EL史上最多6度目の優勝(前身のUEFAカップ時代も含む)を決めた。同試合にて確認された、元アルゼンチン代表MFエベル・バネガの行動が話題となっている。スペインメディア『マルカ』が21日に伝えた。
今季終了終了後にサウジアラビアのアル・シャバーブへ移籍することが決まっているバネガは、この日もスタメンで出場。セビージャの背番号10を背負い、中盤でチームを支える高パフォーマンスを見せた。スペインメディア『アス』によると、バネガは「困難な時にどうすべきかを知っているクラブだった。人生のクラブを去ることになるが、非常に幸せな気分だよ。夢を叶えてくれた皆に感謝している」と喜びの言葉を残していた。
話題となっている行動が確認されたのは15分のことだった。インテルのイタリア代表MFニコロ・バレッラのパスがセビージャのジエゴ・カルロスに直撃。インテルのアントニオ・コンテ監督はハンドをアピールしていたが、インテルにPKが与えられることはなかった。このシーンにて、バネガは激昂しているコンテ監督の前で髪に手を当てるようなジェスチャーを見せた。バネガは「ヅラなのかどうかを確認したかった」と、ハンドが見逃されて猛抗議するインテルベンチに発した模様だ。
この発言に対してか、それとも判定に対してかは不明だが、コンテ監督はヒートアップ。最終的にコンテ監督にイエローカードが提示されてこの場面は終了した。両者ともに試合後この“やり合い”には触れておらず、試合中にお互い冷静さを失った中で生じた騒動だったのかもしれない。