マンC、マフレズ弾で先制も敵地でドロー…流れ一変のライプツィヒが逸材CB弾で追いつく

　チャンピオンズリーグ（CL）決勝トーナメント1回戦・ファーストレグが22日に行われ、ライプツィヒとマンチェスター・Cが行われた。

　悲願のCL制覇に向けて、まずは敵地での第1戦に臨むマンチェスター・C。昨季グループステージで対戦した際には1－2と敗れたスタジアムでの一戦は、体調不良によってケヴィン・デ・ブライネやアイメリク・ラポルテがメンバー入りできず。それでもアーリング・ハーランドやジャック・グリーリッシュ、イルカイ・ギュンドアンら強力な先発メンバーと揃った。対するライプツィヒは、負傷離脱中のダニ・オルモが不在となったものの、ティモ・ヴェルナーやアンドレ・シルヴァ、エミル・フォルスベリらが先発に名を連ねた。
　
　試合はマンチェスター・Cが主にボールを握りつつも、互いに集中した守備を見せ、落ち着いた立ち上がりに。すると27分、マンチェスター・Cは敵陣で相手のパスミスを逃さずカットすると、グリーリッシュの縦パスをギュンドアンがスルーし、リヤド・マフレズが抜け出す。ゴール正面で一対一を迎えると、自慢の左足でチャンスをモノにし、先制ゴールを記録する。

　先制した後もゲームを支配するマンチェスター・Cは36分、ベルナルド・シルヴァがボックス内で囲まれながらも巧みにキープして展開すると、左サイドで待っていたグリーリッシュがカットインからゴールを狙うも、シュートはわずかに枠の上に外れる。耐えるライプツィヒは45＋2分、ヴェルナーが良い位置でボールを受けると、仕掛けからようやくチームのファーストシュートを放つも、GKエデルソンに難なくキャッチされる。

　後半に入ると、開始から交代カードを切って攻勢をかけたのはライプツィヒ。すると試合の流れは一気に変わり、53分にはスムーズな展開からのクロスに、ハーフタイムに投入されたベンヤミン・ヘンリヒスが頭で合わせる。さらに55分にも、ドミニク・ソボスライのラストパスからヘンリヒスが決定機を迎えるも、立て続けのチャンスはいずれも枠をわずかに外れる。

　さらに畳みかけるライプツィヒは63分、A・シルヴァがボックス左から鋭く切り込みゴールに迫るも、シュートはGKエデルソンがセーブ。66分には負傷から復帰したばかりのクリストファー・エンクンクを投入し攻勢を強めると、迎えた70分、ショートコーナーからマルセル・ハルステンベルクが正確なクロス。これに、W杯での活躍でも注目を集めるCBのヨシュコ・グヴァルディオールがヘディングで合わせ、押し込むライプツィヒがついに同点に追いついた。

　苦しい時間が続き追いつかれたシティは73分、グリーリッシュからの折り返しからギュンドアンがゴールを狙うも、シュートはGKヤニス・ブラスビヒの好セーブに阻まれる。その後は両チームともに引かない一進一退の攻防が続くも、互いの守備陣が勝ち越しゴールを許さない。

　試合はこのまま終了。前後半で完全にペースが変わった一戦は、互いに1点ずつを奪い合ってドロー決着となった。

　準々決勝進出をかけたセカンドレグは、3月14日にマンチェスター・Cの本拠地で行われる。

【スコア】
ライプツィヒ　1－1　マンチェスター・C

【得点者】
0－1　27分　リヤド・マフレズ（マンチェスター・C）
1－1　70分　ヨシュコ・グヴァルディオール（ライプツィヒ）