決勝ゴールをあげたヘンダーソン [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・グループB第1節が15日に行われ、リヴァプール(イングランド)とミラン(イタリア)が対戦した。
3シーズンぶりのCL優勝を目指すリヴァプールはこの日、モハメド・サラーやファビーニョ、ジョー・ゴメスらが先発。サディオ・マネやフィルジル・ファン・ダイクらはベンチスタートとなった。一方のミランはラファエル・レオンやフランク・ケシエが先発し、オリヴィエ・ジルーらが控えから出場機会を伺うこととなっている。
試合は立ち上がりから、アンフィールドの熱量に押されたリヴァプールが勢いに乗る。9分、右に張ったサラーに対しトレント・アレクサンダー・アーノルドがインナーラップ。そのまま深くまでえぐると、折り返しがフィカヨ・トモリに当たってゴールへ吸い込まれた。リヴァプールが幸先よく先制する。
さらに勢いの止まらないホームチームは、13分にエリア内でアンドリュー・ロバートソンがボレーシュートを放つと、これがブロックの手に当たりPKのジャッジ。しかしサラーが蹴った強烈なシュートをGKマイク・メニャンがストップし、ミランは辛うじて追加点を許さない。
その後もリヴァプールに押し込まれ続けたミランだったが、メニャンの好セーブもありなんとか耐え凌ぐと、42分にようやく最初のチャンスを掴む。前線で生まれたわずかなスペースを突くと、アレクシス・サレマーカーズ、ケシエと繋ぎ、最後はレビッチがダイレクトで流し込んだ。
息を吹き返したミランは続く44分にも、R・レオンの持ち運びからレビッチが折り返しテオ・エルナンデスがシュート。そしてブロックのこぼれ球をブラヒム・ディアスが無人のゴールに押し込み、終始圧倒されていたミランが一気に逆転に成功した。
後半に入ると巻き返したいリヴァプールは49分、サラーがディボック・オリジに預けると、浮き球のラストパスを受けて抜け出す。これを冷静に左足で流し込み、早い時間で試合を振り出しに戻した。
さらに途中出場のマネやジョッタを中心にミランゴールへ迫るリヴァプールは、69分にCKを得ると、こぼれ球に対しジョーダン・ヘンダーソンが右足を振り抜く。すると見事にミートされたハーフボレーがゴールネットへ突き刺さり、主将のスーパーゴールでリヴァプールが再び試合をひっくり返す。
その後はチアゴ・アルカンタラやジェームズ・ミルナーを投入しゲームの安定を図ったリヴァプールは、ジルーを投入したミランに思うような反撃を許さない。ミランは87分にCKからシモン・ケアーが頭で合わせるも上手くヒットせず、逆に追加点の脅威に晒されながら時間が進む。
試合はこのまま終了。リヴァプールが2度の逆転が生まれたシーソーゲームを制し、ホームでの大会初戦をモノにした。
次節、リヴァプールは28日にアウェイでポルトと、ミランはホームでアトレティコ・マドリードと対戦する。
【得点者】
1-0 9分 フィカヨ・トモリ(オウンゴール/リヴァプール)
1-1 42分 アンテ・レビッチ(ミラン)
1-2 44分 ブラヒム・ディアス(ミラン)
2-2 49分 モハメド・サラー(リヴァプール)
3-2 69分 ジョーダン・ヘンダーソン(リヴァプール)
By サッカーキング編集部
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