サン・シーロまで駆け付けたバレンシアのサポーター [写真]=Getty Images
バレンシアのサポーターの1人が、新型コロナウイルスの感染テストで陽性反応が出たようだ。27日、スペイン紙『アス』が報じた。
28日に行われた感染テストで陽性反応が確認されたのは、44歳の男性だ。男性は19日に、イタリア・ミラノ『サン・シーロ』で行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグ・アタランタ対バレンシア戦を現地で観戦していたという。イタリアではミラノのあるロンバルディア州を中心に新型コロナウイルスの感染が広がっており、男性は地元の診療所から大学病院に移され詳しい検査を行うことになった。
イタリアでは感染拡大を防ぐ目的で、無観客での試合開催といった措置が取られ始めている。3月10日にバレンシアのホーム『メスタージャ』で行われるCLのセカンドレグについても、同様の措置が取られる可能性があるようだ。
スペイン紙『マルカ』によると、バレンシアは地元の保健当局とも連絡を取り合って、アタランタのファンをスタジアム入場禁止にすることを検討しているという。すでに2300人以上のアタランタのサポーターがアウェイチケットを購入しているが、彼らのスペイン入りは難しいものとなりそうだ。