スアレスが決めた先制点のシーン [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦ファーストレグが24日に行われ、マンチェスター・Cとバルセロナが対戦した。
ホームのマンチェスター・Cはグループステージをバイエルンに次ぐ2位で通過。リーグ戦は2位に位置し、公式戦2連勝で試合に臨むが、中盤の要であるヤヤ・トゥーレが出場停止で欠場となる。バルセロナは公式戦11連勝で臨んだ直近のリーグ戦でマラガにまさかの敗戦。連勝が止まった中でのアウェー戦となるが、リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールの強力3トップが先発となった。両チームは前回大会の決勝トーナメント1回戦でも激突しており、その際はバルセロナが2試合合計4-1(2-0、2-1)で勝ち抜けを決めている。
試合はバルセロナがボールを支配し、マンチェスター・Cが縦に速い攻撃を狙う展開に。16分、バルセロナは右サイドからメッシが左足でゴールに向かっていくクロスボールを送ると、ニアサイドでスアレスをマークしていたヴァンサン・コンパニに当たってこぼれたところを、スアレスがすかさず左足のボレーで合わせてネットを揺らし、先制に成功する。
30分にはピッチ中央でイヴァン・ラキティッチのパスを受けたメッシがスルスルとDF陣をかわしながら左サイドのジョルディ・アルバへパス。中央へ低いクロスを送り、スアレスが合わせてバルセロナに追加点が生まれる。
マンチェスター・Cは前半終了間際にサミル・ナスリのミドルシュートがGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンのセーブを強いる場面があったが、チャンスらしいチャンスを作れず45分を終える。
後半立ち上がりは一転してマンチェスター・Cにチャンスが続く。しかしセットプレーやナスリ、セルヒオ・アグエロのシュートはネットを揺らすことができない。マンチェスター・Cは62分にナスリを下げてフェルナンジーニョ、68分にはエディン・ジェコに代えてウィルフリード・ボニーを投入する。
直後の69分、ようやくマンチェスター・Cの攻勢が実る。フェルナンジーニョの縦パスから、ダビド・シルバの落としをゴール前で受けたアグエロが得点差を縮める追撃弾を決めた。バルセロナは失点直後、ラキティッチに代えてジェレミー・マテューを投入し、守備的カードを切る。
追撃の狼煙を上げたマンチェスター・Cだったが、ガエル・クリシーがダニエウ・アウヴェスへのファールで2枚目の警告を74分に受けて退場処分となってしまう。同プレー直後、D・アウヴェスはアドリアーノと交代となる。マンチェスター・Cはシルバに代えてバカリ・サニャを入れ、守備陣形を整えるために3枚目の交代枠を使った。
クリシー退場後はバルセロナが再びペースを握る。アディショナルタイムにはPKを獲得したが、メッシのシュートはGKジョー・ハートがセーブ。追加点は挙げられなかったが、2-1でバルセロナが勝利した。
セカンドレグは3月18日、バルセロナのホームであるカンプ・ノウで行われる。
【スコア】
マンチェスター・C 1-2 バルセロナ
【得点者】
0-1 16分 ルイス・スアレス(バルセロナ)
0-2 30分 ルイス・スアレス(バルセロナ)
1-2 69分 セルヒオ・アグエロ(マンチェスター・C)