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FIFAが代表戦カレンダーの見直しを示唆…日程緩和の実現を目指す

2020.02.27

国際試合の日程緩和に動き出したFIFA [写真]=Getty Images

 国際サッカー連盟(FIFA)は代表戦の日程について、主要大会を中心に大幅な見直しを検討しているようだ。26日、イギリスメディア『BBC』が報じた。

 今シーズン終了後、夏にはEURO2020やコパ・アメリカ、東京五輪などの大会が、来年1月から2月にかけてはアフリカ・ネーションズカップがそれぞれ予定されている。代表戦も含めた過密日程はクラブチームの監督にとっては頭痛のタネとなっており、プレミアリーグを中心に改善を求める声が挙がっていた。リヴァプールのユルゲン・クロップ監督は「多くのトップ選手は十分な休養を得られない」と嘆き、マンチェスター・Cのジョゼップ・グアルディオラ監督も「選手にとっては災害だ。休みを増やすために、試合や大会を減らす必要がある」と批判していた。
 
 そんな中、FIFAはサッカーのグローバル化の指針となる2020〜2023年のビジョンを発表。その中で、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は次のように語り、各連盟との議論の場などを設けて日程緩和を実現するための取り組みを進めていくことを示唆した。

「国際試合のカレンダーは、世界中のあらゆる地域・あらゆるレベルにおけるサッカーの持続可能な成長の中で、中心的な役割を担っています。だからこそ、現行の(日程の)システムはキッパリと、すべてのステークホルダーによって徹底的に議論され、真にグローバルな取り組みを保証するための集団的な努力によって見直されるべきなのです」

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