U-22日本代表の大岩剛監督
U-22日本代表を率いる大岩剛監督が、18日に静岡・IAIスタジアム日本平で行われるU-22アルゼンチン代表との国際親善試合の前日会見に出席した。
来年に迫った『パリ・オリンピック(パリ五輪)』の出場権を争う『AFC U23アジアカップカタール2024』に向けて強化を続けるU-22日本代表は、同じく来年1月にパリ五輪の南米予選を控えるU-22アルゼンチン代表との真剣勝負に臨む。
注目の一戦を前に大岩監督は「アルゼンチンという強豪国と試合ができる喜びと静岡県の皆さんに我々のチームを知っていただく貴重な機会ですので、いい準備をして試合に臨みたいと思っています」と試合に向けた意気込みを口にした。
非公開の試合も含めて2試合が予定されているU-22日本代表だが、大岩監督は「2試合に向けての起用については、あまり今のところは明確には考えていません。しっかりこの1試合に向けて、準備をしてきました。選手のコンディションや交代による時間配分はその都度考えていきたいと思っています。この2試合を我々の数少ない活動の中で有意義に使っていきたいです」と選手の起用法に言及しながら、チームに求めることについては次のように語った。
「選手に対しては積み上げてきたものを出すのは当然のことながら、初めてこのグループに参加する選手もいるので、コンセプトを理解しながら自分の特徴をしっかりと出すということを個人的には求めていきたいです。チームとしてはボールを奪い行く積極性、どこで奪いに行くのかという共通認識を持った上で、攻撃に関してはボールとスペースを支配するようなゲームをしたいと思っています」
また、細谷真大がA代表に招集されたことで「選手たちは確実に刺激を受けている」ことを明かした大岩監督だが、「ただ、刺激を受けることと、明日このチームでアルゼンチン戦に向かう中で、このチームでやるべきものは別物なので、刺激を受けながらこのチームでやってきたことをしっかり出す」ことが重要であることも強調した。
そして、昨年末にFIFAワールドカップカタール2022を制したアルゼンチン代表のU-22チームとの戦いに向けて大岩監督は「アルゼンチンは今世界ランク1位などの表現があり、それは当然A代表のことですが、国としてサッカーがものすごくメジャー」であると言及した一方で、「ただ、U-22のアルゼンチン代表というのは最近新しい監督になってスタートしたばかりで、来年の南米五輪予選へチーム作りしている状況」であることも述べ、「チームという分析のもとに、我々は自分たちがやってきたことを相手に対して出す。リスペクトをしながら、ただホームなので、我々が積極的にプレーすることが重要なので、リスペクトしすぎないでどう我々のスタイルで戦うか」が大事になると語った。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト