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森保監督、ブラジル戦では「自分たちの限界を超えるトライを」 スタメン示唆も

2022.06.05

日本代表を率いる森保一監督 [写真]=Getty Images

 日本代表を率いる森保一監督が、6日に行われるキリンチャレンジカップ2022ブラジル代表戦の前日会見を行った。

 FIFAランク1位の“王国”を『国立競技場』に迎えての一戦。森保監督は冒頭、「世界王者と言えるブラジルとの対戦を楽しみにしています。すべての人たちが楽しみにしていると思いますし、サッカーに興味の無い方、ライト層の方にも見てもらういい機会。日本サッカーが社会貢献できるところをお見せしたい」と意気込みを示した。

 森保監督はブラジル戦のスターティングイレブンにも言及し、4日に行われた公開練習の紅白戦のスタメン組を起用する考えを明かした。1本目ではゴールマウスに権田修一が立ち、DFラインは右から長友佑都、板倉滉、吉田麻也、中山雄太という顔ぶれに。中盤3枚は遠藤航、原口元気、田中碧が並び、3トップは伊東純也、古橋亨梧、南野拓実だった。また、2本目ではGKが川島永嗣となり、4日から全体練習に合流した守田英正と柴崎岳が原口と田中と代わって遠藤と中盤を構成した。

「パラグアイ戦から選手は大幅に入れ替わると思います。明日の先発は昨日の公開練習でお見せしているので、多くの変更はないかなと。基本は昨日のメンバーが中心になります。これからの練習を見たり、ケガや体調不良もあり得るので、基本的にはとしか言えませんが、お見せした通りだと思っています」

「交代については、まだ考えていません。今回パラグアイ戦から4試合強化試合をさせていただくので、できるだけ多くの選手にピッチに立ってもらってプレーしてもらいたいと思っていますが、明日の交代で何分プレーしてもらうなどは考えていないです」

 ブラジル代表の印象については、「見れば見るほど、いろいろなことができるチーム。華麗にプレーしているだけかと言えば、泥臭く、我慢強く、粘り強く、全員でハードワークしながら、全員が持っている力を発揮する。我々が学ぶべき部分も多くあります」とコメント。それでも「目線は同じで、我々の方もできるという思いを持って、選手には戦ってほしいです」とし、ゲームプランを次のように語っている。

「これまでやってきたコンセプトは世界で勝っていくことを見据えてやってきたつもりです。攻撃の部分ではいい守備からいい攻撃に移る部分で相手のハイプレッシャーをかいくぐって、保持につなげられるかというところをチャレンジしてほしいですし、どれだけ早い判断で全員が連携・連動できるかを見ていきたいと思っています。攻守に組織で戦うことは間違いなくやっていかないといけませんが、個々のマッチアップで攻守で相手をどれだけ上回れるかをチャレンジしてほしいです。ここからW杯で結果を残すために、今までの自分たちの限界を超えるトライをしないといけないので、そこを考えて選手にもトライしてほしいです」

「まずは攻守においてアグレッシブに仕掛けていくところに、入りの部分で勇気を持ってプレーしてほしいと思います。アジアではボールを持てましたが、持たれる時間があると思うので、持たれたときは嫌がるいい守備をしながら、ボールを奪うチャンスを逃さない。そこから素早い攻撃につなげていき、スピードを止められたときは、全員が勇気を持って関わって、保持しながら相手の守備を崩していく。守備から攻撃につなげることを見せていきたいです」

「ブラジルと韓国の試合もそうでしたが、ボールを持つ時間もあると思います。自信を持ってボールを動かしながら、ボールの移動中にいいポジションを素早くとって崩していけるように、そういう展開を多く作りたいです。これまで世界の強豪とW杯や強化試合で、切り替わったときに相手に食われるか、プレッシャーを回避できるかで試合結果が違ってきた過去の歴史があります。そこを一つ、予測力を早く、判断を早くして、攻撃に移っていけるようにしていきたい。W杯で結果を出すためにも予測力を上げることが大事になってくると思います」

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