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森保監督、サウジ下した日本代表を称賛…次は豪州戦「今日より厳しい試合が待っている」

2022.02.01

森保一監督 [写真]=金田慎平

 日本代表を率いる森保一監督が、2月1日に行われたFIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選のサウジアラビア代表戦を振り返った。

 日本は南野拓実と伊東純也のゴールで2-0の完勝を収め、5連勝で2位をキープした。大一番を振り返った森保監督は「この試合に向け、中国戦から選手、スタッフもサウジアラビア戦に向けて気持ちを切り替えて最善の準備をしました。選手はいい緊張感、集中力を持って質の高い練習をして、この試合へいいエネルギーを作ってくれました。サウジアラビアは非常にレベルが高いチームですが、練習している相手の方が強いと思えるような素晴らしい練習ができたことで、勝利につながったと思います」と、チームを称えた。

 チーム全体が集中した守備を貫き通し、相手にほとんど決定機を与えず完勝。森保監督はチームとしての成長に手応えを感じている。

「選手たちがやってくれている個人の役割、チームとしての戦うベースの積み上げができてきていると感じています。対戦相手によって戦い方のオプションが変わる部分はありますが、チーム全体の試合へ向かう姿勢、攻守の優先順位等、積み上げてきたことを選手たちがいいコミュニケーションを取りながら、レベルアップしてきてくれていると思います。そのベースの上に、対戦相手のオプション、個人の判断材料を付け加えていく。それをうまく生かして、プレーにつなげてくれていると思います」

 次のオーストラリア戦は、勝てば7大会連続のW杯出場が決まる重要な一戦。森保監督は大一番に向けて、次のように意気込みを示した。
 
「豪州戦に向け、我々がまず気持ちと考え方を整理しないといけません。現時点でいい準備、戦い方を見せて選手が勝利を掴み取ってくれましたが、W杯出場は決まったわけではありません。『何も勝ち取っていない』と次の集合で確認して、『どんな試合でも目の前の試合を勝つ準備をしよう』と伝えたいです。我々が勝ちに行く、掴み取りに行く、ということを確認して豪州戦に臨みたいです。今日より厳しい試合が待っています」

「移動しての初戦は毎回、コンディションが整わず、コンビネーションの連携も上がらず、難しい試合を強いられている。少しでもいい準備をして挑みたい。勝算についてはやってみないとわかりませんが、いい準備をして100%力を発揮できれば、勝っていけるという自信を持って準備したいです」

 試合後には、サブ組がダッシュなどで調整する姿を見守っていた森保監督。「選手が努力している姿を私が見たいという思いで、見させてもらいました。選手は出られない悔しさがある中、コンディションを落とさないようにトレーニングしている。試合に出られない悔しさを持って腐って向上することをやめるのではなく、常にモチベーションを保って自分の価値を上げようとしている。その姿を見ることで、自分ももっと頑張らないといけない、いろいろなことを学んで成長しないといけないという思いにさせてもらいました」と選手から刺激を受け取っていることを明かした。

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By サッカーキング編集部

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