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サウジ戦は「別次元の戦いになる」…森保監督、先発起用の谷口・板倉を攻守ともに絶賛

2022.01.27

日本代表を率いる森保監督(左端) [写真]=金田慎平

 日本代表の森保一監督が、2-0で勝利した中国代表戦後に記者会見に応じた。

 日本代表は27日、FIFAワールドカップ・カタール2022アジア最終予選で中国代表と対戦。前半にFW大迫勇也がPKを決めて先制に成功すると、後半にはDF中山雄太のクロスからFW伊東純也が頭で合わせて点差を広げた。日本は相手に得点を許さず完封勝利を収め、グループ2位を維持した。

 森保監督は中国戦勝利のポイントとして「選手たちが短い準備時間の中、試合に向けてイメージを共有してくれたこと」を挙げた。また、「国内組、海外組でコンディションがばらばらの中で合わせてくれて、イメージを共有し、連携・連動できたことが大きかったと思います」と評価した。対戦相手である中国に対して、どのように臨んだのか問われると以下の様に続けた。

「まず、我々が受け身になるのではなく、中国戦で勝利を掴むアグレッシブな姿勢を見せて戦っていこうとしました。球際で戦い、ゴールへ積極的にプレーすることを選手は発揮してくれました」

「これまでの中国を見て、個々の特徴ですが、サイドからいいボールを配給できる選手を配置していたので、そこはできるだけケアしようと試合に入りました」

「選手たちもはっきりイメージを持っていたかはわかりませんが、試合の中で相手のストロングを見極めて、試合に反映してくれました。賢く戦ってくれたと思います」

 これまでの最終予選は2連戦ある中の1戦目で苦しんできた日本代表。その点について森保監督は「おっしゃる通り、これまでの代表戦での第1戦目は難しい戦いでした。結果も2敗しています」と認め、それでも「そこは選手たちのコンディションがまちまちの中、所属チームやオフから代表に入る中でイメージを共有して、連携・連動しようとコミュニケーションを取ろうと戦ってくれました」と中国戦は良い準備ができたと感じているようだ。

 日本代表は特に前半、相手にほとんどサッカーをさせない形で試合を進めることができた。森保監督は「ディフェンスラインの押し上げ、ディフェンスラインが下がった時の前線の選手のプレスバックや戻りも良かったので、我々が優位に主導権を握ることができたと思っています」とコンパクトに戦うことができた理由に言及。加えて「その要因はこれまで代表活動をして最終予選で色々な経験を仕、よりチームのパワーを上げ、個々の良さが出るにはどういう距離感がいいのかを選手が意識して、コミュニケーションを取りながら、ポジション修正をしてくれていることが大きいと思います」とさらに分析した。

「我々のコンセプトとして、いい距離感で攻守ともに戦っていくということは、ミーティングや練習で確認しながら共有してもらいます。スタッフから提示するもの、選手同士でのコミュニケーションをしながら、我々の戦いを具現化してくれていると思います」

 さらにサウジアラビア戦に向けての手応えを聞かれると「サウジアラビア戦へ向けて、中国戦で良いイメージの共有ができて、我々も総合力も高めて迎えることはポジティブなことです」と応答。それでも「サウジアラビアは今日よりインテンシティ、テンションも高いものになると思うので、別次元の戦いになることを覚悟しないといけないと思います」と次戦の対戦相手を警戒した。

 この試合の“ポイント”でもあったDF谷口彰悟とDF板倉滉の起用について、森保監督は「2人とも非常に落ち着いてゲームの入りからプレーしてくれました。ビルドアップでも、相手を止めるディフェンスでも、チームをコントロールしながら個々の局面で上回る巧さと強さを見せてくれました」と大絶賛。「最終予選は2人とも初出場だとはいえ、これまでに素晴らしい経験をしてきているので、普段やっていることへの自信をもってこの試合に臨んでくれたと思います」と続けた。

「(試合後インタビューで谷口・板倉の息が合っていたというコメントについて)試合を見て、1つのボールの動きや状況に対して、互いのイメージが合っているなと試合中も見ることができたので、息が合っているとコメントしました。そこは昨日の練習などでも、2人がプレーの確認をしながら、この試合への準備をしてくれましたので、今彼ら2人ができるベストなことを、互いの関係で表現してくれたと思っています」

 また、普段の吉田、冨安コンビとの違いについて問われると「選手全てが同じではないし、吉田・冨安と違う2人が出ているので、彼らの良さを出してくれました」とコメント。「戦い方としてはチームコンセプトの下で戦ってくれていて、チームの戦いの中で2人の良さを出してくれていたと思います」と改めて評価した。

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By サッカーキング編集部

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