メディア対応を実施した酒井宏樹 [写真]=JFA
日本代表に招集されたDF酒井宏樹(マルセイユ/フランス)が、オンライン上でのメディア対応を行った。
昨年12月以来の活動となる日本代表は、5日に合宿初日を迎えた。9日にはカメルーン代表と、13日にはコートジボワール代表と対戦する。酒井は代表活動がなかった1年間の心境について「この状況の中で活動できるのかという思いもあったし、予選を全て終わらせることができるのかという不安もありました。今回の活動で今後が決まると思います」と話した。
延期となったワールドカップ予選を見据えるという意味でも、今回の2試合が持つ意味は大きいと話す。「親善試合なので、普段よりもリスクを背負ってプレーするチャンスとも言える。もちろん全ては監督が考えることですが、色々なことを試せる絶好の機会だと思います」
今回の代表メンバーでは、DF菅原由勢(AZ/オランダ)が初招集された。酒井と同じ右サイドバックを本職としている菅原に対して“先輩”からのアドバイスを求められるも「チームですけど個人の大事な場なので。僕から教えることはないですし、逆に僕が彼から学ぶこともあります。互いに刺激し合えればと思っています」と語った。それでも、あくまで日本代表という“チーム”の底上げの場であることを強調。「皆さんが盛り上がるのは序列争いだと思いますけど、クラブでのプレーが認められて代表に選ばれている。バチバチした争いは求めていないです。求めているのは結果だけです」
また、酒井は自身のプレー面で意識している点についてもコメント。特に攻撃参加の際に、一列前の選手の特徴に合わせて適切なプレーを選択することについて、「すごくそこには気を遣っている」と話し、「前の選手のストロングポイントを生かしながら、ウィークポイントを補える関係でいたい」と述べた。
今季からクラブでもチームメイトとなったDF長友佑都(マルセイユ/フランス)は、コンディション不良のため代表への不参加が決定した。酒井は長友について「佑都君はポジティブだし、高いモチベーションを持ってやっている。僕自身もいい刺激をもらっています。本人が一番残念だと思っているはずなので、向こうでコンディションを上げて、また一緒に代表に来られるように僕も頑張りたいです」と話した。
By サッカーキング編集部
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