オンラインで取材に応じた吉田麻也
日本代表に合流した吉田麻也(サンプドリア)が5日、メディアの取材に応じ、代表活動への思いなどを語った。
今年は新型コロナウイルスの影響で代表戦の中止を余儀なくされ、今回は昨年12月以来の活動となる。「誰もが待ちに待った代表戦ですし、選出されて心から嬉しい」と喜ぶ吉田だが、一方で「こういう状況ですし、いろんな意味で注目されると思います。いい形で成功を収めて、スポーツが少しずつ本来の姿を取り戻せるようにしたいし、責任は大きいと思っています」と、キャプテンとして覚悟を口にした。
そのなかでチームとしての課題については、「W杯予選を戦う上でもっとタフになって、国際経験を積んで、厳しい戦いで勝ちをもぎ取れるチームにならないといけない。そういう意味でもこの2試合は強豪相手のタフな試合になると思うので、非常にプラスになります」と自身の考えを述べた。
また、若い選手も多く招集されている今回の代表活動においては、ベテランとして「雰囲気作り」を大事にしたいという。
「若くて代表経験のない選手も多いので、僕が伝えるというよりは各々が感じてほしい。僕たち経験がある選手がやらなきゃいけないのはそれを感じ取れる雰囲気を作り出すことです。岡崎(慎司)選手、長友(佑都)選手がこれなくなって自分に求められるものは大きくなっていると思うので、そういう雰囲気を作っていけたらいいなと思います」
そして最後に、「短い時間なので難しいですけど1日1日のトレーニングを濃いものにして、ピッチ内外でこの合宿を濃いものにしていかなければいけない。非常に大切な時間になるので、1秒1秒惜しみなくチームの底上げにつながるように費やしていきたいです」と改めて意気込みを語った。
日本代表は9日にカメルーン代表、13日にコートジボワール代表と対戦する。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト