影山監督らと練習した原大智。コンディションは「いい状態」[写真]=湊昂大
U-20日本代表はFIFA U-20ワールドカップ ポーランド2019のイタリア戦から一夜明けた30日、ビドゴシュチ郊外で練習を行った。
日本は29日に行われたグループステージ第3節でイタリアと0-0で引き分けて、1勝2分けの無敗で2位通過を決めた。中5日で臨む次戦に向けて、試合翌日は少人数でトレーニングを実施。プレー時間が短いFW原大智、出場のなかったGK茂木秀とGK鈴木彩艶、さらに疲労を考慮されて別調整だったMF郷家友太、MF藤本寛也、FW宮代大聖がピッチに姿を現して約1時間半、汗を流した。今大会未出場のMF喜田陽を含む残りの15人は宿舎で調整を行った。
郷家は茂木、鈴木、原とともに4人でランニングなどのウォーミングアップを行った後、コーチとマンツーマンで個別練習。走り込みやボールを使ったトレーニングなどを行った。藤本と宮代は2人でストレッチやランニングといった慎重な調整を行いつつ、ボールも使って軽めのメニューを消化した。
原にとっては特訓日となった。他のフィールドプレイヤーが別調整だったため、影山雅永監督や内山篤団長を含むコーチ陣がほぼ総出でトレーニングに参加。原はボール回しや約30分間のシュート練習などの“個別特訓”を受けた。「スタッフが自分1人にいっぱいついてくれて、豪華メンバー(笑)で、すごい充実していた。なかなか(コンディションを)上げる機会がなかったので、今日もシュート練習だったけど、体も上がっていったので良い時間でした」
今大会はFW滝裕太の負傷離脱により追加招集され、メキシコ戦とイタリア戦ともに終盤の数分間に出場。「シュートをまだ打てていないので、もっとゴールに直結するような動きを増やして、仲間と連携できるように合わせていきたい」と得点への意欲を燃やす。「出たら得点したい気持ちが強いし、自分自身もできる自信があるので、精一杯チャレンシしていきたい」。貴重な“個別特訓”の成果を決勝トーナメントで発揮したいところだ。
By 湊昂大