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チリ戦中止の日本代表、4バックのシステムで紅白戦を実施

2018.09.07

コスタリカ戦に向けて準備を進める日本代表(写真は練習初日)[写真]=兼村竜介

 6日に発生した北海道胆振東部地震の影響でチリ戦が開催中止となった日本代表は、試合が行われるはずだった7日の午後にトレーニングを行った。

 11対11の紅白戦は、森保一監督が「ベースにしたい」と明言した[3-4-2-1]ではなく、[4-4-2]のシステムで実施。1本目は、青山敏弘とボランチでコンビを組んだ遠藤航が積極的にボールに絡み、ゲームをコントロールした。中盤の2人を中心にビブスなし組が攻撃のリズムを作り出し、開始7分には南野拓実が室屋成からのマイナスの折り返しに合わせたが、シュートは惜しくも右ポストに阻まれた。“幼なじみ”からの絶妙なパスに、南野は「あれは決めたかった。ああいうプレーを増やしていければ」と悔しさを滲ませた。

 ビブス組も負けてはいない。天野純が左サイドをオーバーラップしてきた佐々木翔にパス。佐々木のグラウンダーのクロスに、「スペースに走り込んだら、ちょうどボールが来た」と伊東純也が左足で合わせた。

▼ビブスあり
浅野拓磨、杉本健勇
伊藤達哉、天野純、三竿健斗、伊東純也
佐々木翔、冨安健洋、植田直通、守田英正
権田修一

▼ビブスなし
南野拓実、小林悠
中島翔哉、遠藤航、青山敏弘、堂安律
車屋紳太郎、槙野智章、三浦弦太、室屋成
東口順昭

※南野、浅野がやや下がり、[4-4-1-1]のような位置取りをする場面もあった。

 メンバーを入れ替えた2本目は、両チームともに見せ場を作ったが、ゴールネットを揺らすことはできなかった。

▼ビブスあり
杉本健勇、堂安律
伊藤達哉、三竿健斗、天野純、中島翔哉
車屋紳太郎、冨安健洋、植田直通、室屋成
シュミット・ダニエル

▼ビブスなし
小林悠、浅野拓磨
南野拓実、守田英正、青山敏弘、伊東純也
佐々木翔、槙野智章、三浦弦太、遠藤航
東口順昭

 練習後には槙野智章の発案で、練習を見学に来ていた約200名のファンと写真撮影を行った。日本代表は11日に大阪府・パナソニックスタジアム吹田でコスタリカ代表と対戦する。

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