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ケガを乗り越えリオ五輪代表入り…中島&室屋、手倉森監督への「恩返し」誓う

2016.07.01

リオ五輪代表に選出されたFC東京の中島翔哉(左)と室屋成(右)

 リオデジャネイロ・オリンピック日本代表メンバーにFC東京から中島翔哉室屋成が選出された。翌日はアウェイのサガン鳥栖戦ということで羽田空港内のラウンジで記者会見が行われた。

 ともに1月に行われたAFC U-23アジア選手権では主力を担い、優勝に大きく貢献した。しかし、室屋は東京に合流した2月に右足ジョーンズ骨折、中島も4月22日のトレーニング中に右ひざ内側側副じん帯を損傷。戦線を離脱し、リハビリを余儀なくされた。


 不安視された中、キリンチャレンジカップ2016南アフリカ戦で代表復帰し、ともにフル出場を果たした。室屋は1アシストを記録、中島も2ゴールと復活を印象づけた。

 2人からは手倉森誠監督への感謝の言葉が口をついた。「代表に行くときはいつも『これが最後だ』と思っている。呼びつづけてくれた監督には感謝している。メダルを取って支えてくれた人、テグさんへの恩返しをしたい」と中島が言えば、室屋も「4カ月リハビリしていて呼びづらいところを呼んでくれた監督には感謝しているし、期待に応えたい」とコメント。2人の目はすでに1カ月後に向けられた。

 中島は「選ばれてよかった」と安堵の表情を浮かべ、「ただ、これからが一番大事」と気を引き締めた。「オーバーエイジの選手も入ってくるので、どんどんコミュニケーションを取っていって、高い目標を持ってプレーしていくことが大事」と本大会までの1カ月を見据えた。

 一方の室屋は「サッカー選手としてはより高い舞台でプレーすることが求められる。J1でしっかりプレーしてオリンピックにいきたい」と息を巻く。

 直前のケガというハードルを乗り越えた2人の若武者がブラジルの地で躍動する。

文=岩谷純一


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