合宿の練習中に負傷した本田圭佑。キリンカップ2試合で出場はなかった [写真]=新井賢一
日本代表MF本田圭佑が7日に行われたキリンカップサッカー2016決勝のボスニア・ヘルツェゴヴィナ戦後、所属クラブのミランとの契約延長交渉について言及した。
ミランと本田の現行契約は2017年6月30日で満了を迎える。だが、アドリアーノ・ガッリアーニ副会長の強い希望もあり、ミランとの契約延長に向けて動き出したと複数のイタリアメディアで報じられている。このニュースを受け、本田は「こちら側からのリークでないことは確かなんですけど、どういう形で(メディアに)出たのかが僕も分かっていないので、詳細については言えない」と前置きしながら、移籍騒動の渦中にある心境をこう明らかにした。
「はっきり言えるのは、あと1年契約が残っているということだけ。いろいろな可能性があるとは思っています。僕としても、(これまでの結果は)クビにさせられる結果だと認識しているし、自分の中ではこの2年半を結果を残せなかったと振り返ることはできているので。ミランで自分の役割を果たせなかったことは自分の頭の中にはあります。もちろん契約が1年間残っているので、やるとかやらへんというのは、僕がすべてを決められるわけではないですけど、(ミランを)出ていく可能性は、この結果なので常々あると思います」
契約満了が迫る選手に対しては、クラブが契約延長を申し出るか、移籍金が発生するうちに放出するか、いずれかのケースが多い。この夏、ミランとの契約延長交渉がまとまるのか、それとも他クラブへ移籍するのか。その去就が注目される。
文=岩本義弘