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「『治らない』と言ったら…」内田が語る悲壮な決意「しっかり復活したい」

2016.05.29

長期離脱からの復活へ決意を語った内田篤人

 29日、6月のキリンカップに向けた日本代表欧州組の強化合宿が6日目を迎えた。負傷を抱えながら参加しているDF内田篤人シャルケ)が取材に応じ、自身の状況について語った。

 長期に渡って離脱を強いられている内田。今シーズン中の実戦復帰は叶わず、リハビリやトレーニングの日々が続く。内田はひざの具合を問われ、「ちょっとずつ良くなっていますけど、(ブラジル)ワールドカップではある程度負担がかかることを覚悟していました。ちょっと長引いていますけど、本当に難しいケガだったので仕方がないかなと思っています」とコメント。リハビリ期間中に日本代表の活動へ参加したことについて、以下のように語った。

「環境を変えて、しかも日本代表のトレーニングに呼んでくれるというのはすごくありがたいです。一人でリハビリをやるよりも、外でみんながサッカーをやっている中で、同じグラウンドでやらせてもらえるというのはすごくありがたいですね」

「(実戦復帰できなかった1年間、心境は)どうですかね。何カ月か単位で伸びていくケガなので。『無理だったら無理でしょうがないかな』っていう思いもありましたし。早く復帰するに越したことはないんですけど、サッカー人生がかかっちゃっているケガなので、しっかりとやりたいです」

 そして内田は復帰の見通しを聞かれ、「もちろん(来)シーズン頭を目指していますけど、皆さんに見てもらったとおり、まだ走れていないので。まずはちゃんと歩けるようになって、走れるようになって、痛みなしで筋力も戻ってこないとまた繰り返しのケガになる。そこはうまくやります。というか、“ちゃんとやらないと”という感じです」と、慎重な姿勢を示した。

 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督からは「しっかり治して」と伝えられたという内田。「サッカー選手自体、なんと言うんですかね、(選手として)やれる年齢が少ない(短い)中で、1年、2年を無駄にするというのは、普通の社会人で考えたらもう10年くらい何もしていないというくらいなので。もっと(長い)かな。取り返すのは結構大変ですけど、やらなきゃいけないので。まあ、“治る、治らない”はありますけど、ここで俺が『治らない』と言ったら終わっちゃう。しっかり復活したいと思っています」と、前を見据えていた。

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