ACLについて言及したハリルホジッチ監督(写真は4月13日のキリン杯日程発表会見) [写真]=内藤悠史
日本サッカー協会(JFA)は26日、キリンカップサッカー2016に臨む日本代表メンバー25名を発表。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が記者会見の冒頭、日本勢4クラブのAFCチャンピオンズリーグ敗退について言及した。
今シーズンのAFCチャンピオンズリーグでは、ガンバ大阪とサンフレッチェ広島がグループステージで敗退。FC東京は上海上港とのラウンド16で1勝1敗、2試合合計2-2と接戦を繰り広げたが、アウェーゴール数で下回って敗退が決まった。そして浦和レッズは25日、FCソウルとのラウンド16セカンドレグで敵地に乗り込み、延長戦を終えて2-3。2試合合計3-3でPK戦に突入し、6-7と屈して敗退となった。
ベスト8を前に出場4クラブが敗退することとなった今シーズン。ハリルホジッチ監督は「日本サッカーは今、デリケートな状況にある」と切り出し、「昨日は浦和がやられてしまった(負けてしまった)試合を観た。FC東京も(ラウンド16で)やられてしまった。アジアの準々決勝に日本のクラブが1つも存在していない。韓国、中国、UAEが2チームずつ、そしてカタール、ウズベキスタンのチーム(は残っているが)。日本のチームは残っていない」と話し、以下のように続けた。
「抜本的に“現代フットボールとは何なのか”を、仕事の量と質の観点から適応して(考えなければならない)。もちろん、選手のクオリティーや伝統は持ち続けなければいけないが、向上するためには本当に大きな疑問を持ったほうがいい。各国に大きな問題があると思うが、このチームに勝つ文化を植え付けたいと思っている。(キリンカップでは)勝つトライをする準備をする。良いテストになると思う」
By サッカーキング編集部
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