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浅野拓磨、有言実行の2ゴール…家族に電話で「今日は決める」

2016.01.31

逆転ゴールを決めた浅野拓磨(右) [写真]=Getty Images

 AFC U-23選手権カタール2016(オリンピック・アジア最終予選)決勝が30日に行われ、U-23日本代表とU-23韓国代表が対戦。日本が0-2から逆転を果たし、3-2で勝利を収めて優勝を決めた。

 2ゴールを挙げて勝利に貢献したサンフレッチェ広島FW浅野拓磨が試合後、記者団の取材に応じた。

 途中出場で2得点を決めた浅野は、ファジアーノ岡山MF矢島慎也からのスルーパスを受けた1点目を振り返って、「慎也くんにボールが渡った時に、お互いがスペースを見ていました。慎也くんとあのような場面になったら、絶対に(パスが)出てくる。そこの信頼関係を築けていると思うので迷わず走りましたし、案の定、良いボールが出てきました。あとは決めるだけでしたね。狙ったというよりは、感覚で打ったシュートだったなと。(シュートがゴール)ネットに吸い込まれていくのを見ながら、“やっと決められたな”と思っていました」と、矢島との信頼関係を明かしつつ、感想を交えて語った。

 そして、逆転ゴールとなった自身2点目については「(中島)翔哉がボールを持った瞬間、裏も空いていました。試合の中で成長できている場面だなと思うんですけど、DFと普通に競り合うのではなくて、ずる賢さというか、ちょっと体を当てて、相手のボールを触らせない(ようにした)。今までも何回かそういう場面もあったんですけど、あそこは自分の中でうまくいったと思うし、翔哉も良いボールを出してくれました」と、ボールを受けるまでの動きを解説。「GKと1対1になることができて、落ち着いて決めることができたと思います。なかなか自分の中であれくらいの落ち着きはないんですけど、今回は1点目も取っていましたし、しっかり落ち着いて冷静に決めることができたと思います」と、シュートの際の心境を振り返っていた。

 逆転ゴールを挙げた後には、いわゆる“ジャガーポーズ”で喜びを表現した浅野。「ようやくゴールパフォーマンスを出せた」と話を振られると、「そうですね。出さずに日本に帰れないと思いましたし、このままでは日本に帰っても、(サンフレッチェ)広島のみんなにも申し訳ないなと思いました。でも、今日は自分が決めると信じてやっていたので、逆転ゴールを取ってジャガーポーズができたのは本当に嬉しいですし、普通のゴールより一層、喜びは大きかったですね」と、喜びを語った。

 今大会、決勝まで無得点だった浅野は、最後にゴールを決めると誓っていた。試合前、家族に電話をしていたとのことで、「ホテルを出る前に電話して、『今日は決める』という話をしました。自分はスタートから(先発で)出ないということは分かっていて、途中からかもしれないというのは言っていましたけど、それでも『(点を)決めて試合に勝ってよ』という言葉を常にかけてくれます」と、エピソードを明かしていた。

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