イラク戦の前日会見に臨んだハリルホジッチ監督
文=青山知雄
11日に行われるキリンチャレンジカップ2015のイラク代表戦を前に、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が神奈川県内で記者会見を実施。イラク戦に向けた意気込みを語ると同時に、ロシア・ワールドカップへの戦いが本格的にスタートする2015年の戦いにも言及した。
11日のイラク戦を経て、16日にシンガポール代表とW杯アジア2次予選を戦う日本代表。この2試合を終えると、9月にアフガニスタン代表戦(イラン)、10月にシリア代表戦(オマーン)、11月にはシンガポール、カンボジア代表とアウェイゲームが続く。ここで指揮官は「高い目標」を設定。同会見で「2015年は一つも負けない。そして美しい年にしたい」と全勝を宣言した。
6月1日のメンバー発表会見で「メンタルやタクティクスの強さを確認できるのはアウェイ。チームの強さはアウェイでの勝利で確認できる」と、敵地での試合を重要視していたハリルホジッチ監督。W杯予選の厳しさを口にしながらも、「その最初の試合で日本にはW杯へ行く野心があるというところを見せつけたい」と語っていた。
W杯とアジア杯で悔しい経験をした日本代表に自信を取り戻させることを直近の重要ミッションとしている同監督は、勝利がその特効薬と考えている模様。そのために最高の準備とトレーニングを積み、アウェイゲームを含めた年内全勝を誓った。