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岡崎、バイエルンを例に多様性を望む「強いチームは混ぜてくる」

2015.01.03

オーストラリアでの初練習を行う岡崎(右から2番目) [写真]=兼子愼一郎

 日本代表は3日午前、アジアカップが開催されるオーストラリアに到着。同日午後に、ニューカッスル近郊のセスノックで練習を行った。

 連覇を狙う日本の初戦は、12日に行われるパレスチナ代表戦。前回大会にも出場した岡崎慎司はチームの戦い方について、「前からプレッシャーに行くのか、ずっと追い続けるのかをみんなと話し合わないといけない。あとは監督がどう考えているか。それをこの10日でどれだけ調整できるかになってくると思う」と語る。

 4日には、ニュージーランドのオークランド・シティとのトレーニングマッチが組まれている。「チームの戦術を踏まえた中で、自分がどうボールを呼び込んだり、どこでボールが欲しいのかを言いながらやっていきたい」と、確認事項は少なくない。

「どう点を取るのか、どう守備をするのかを明確にしないといけない。色んな選択肢からチョイスができるような形が一番良いと思う」

 ひとつの形にこだわらないことにも理由がある。「強いチームは色んなものを混ぜてくる。足元で繋ぐだけでは攻めてこない。守備をこじ開けるためにはロングボールを多用したりもする」と例を挙げたのは、ブンデスリーガで首位を独走するバイエルン。「見ていても裏ばかりを狙う時間帯もある。どこをつつけば綻びが出るのか、そういうところの勝負の見極め」と、自身の実体験から導き出している。

「足元で勝負をしていくと相手は狙いやすいし、カウンターを受けやすい。そうなる前に、相手がわかっていても、サイドチェンジとか大きな展開は必要だと思う。明日の試合でも色々やっていきたい」と、大会連覇に向けて余念がない。

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