サッカーゲームキングジャック6月号
2014.05.22

憧れの大久保から刺激受け、W杯で1トップとして輝きたい柿谷曜一朗

柿谷曜一朗
日本代表合宿に参加中の柿谷 [写真]=Getty Images

 ブラジル・ワールドカップに向け、21日から鹿児島県指宿市で第1次合宿をスタートさせている日本代表。2日目の22日は9時半、16時からの2部練習を実施し、トータル4時間に及ぶ長時間トレーニングを消化した。現在合流している20人のうち、酒井高徳(シュトゥットガルト)が発熱のために練習を欠席したものの、症状は軽いという。

 練習は午前、午後とも冒頭15分のみのメディア公開だった。午前練習の頭は、急きょ参加した鹿屋体育大学の選手を攻撃側に入れ、前日行った守備戦術のさらなる徹底を図った。1トップには柿谷曜一朗(セレッソ大阪)が入り、ボランチには長谷部誠(ニュルンベルク)と遠藤保仁(ガンバ大阪)、センターバックは森重真人(FC東京)と吉田麻也(サウサンプトン)の組み合わせ。アルベルト・ザッケローニ監督の現時点でのファーストチョイスと見られる選手たちが並んだ。

 午後はキリングループからの飲料贈呈式の後にトレーニングがスタート。7対2のボール回しから5対5の2タッチゲームに入ったところで報道陣が締め出された。結局、18時前まで練習は続き、ミックスゾーンに現れた選手たちは一様に疲労をにじませていた。

 飲料贈呈式で久しぶりの笑顔を見せた柿谷は「合宿は楽しいけど、走りの時は本当にしんどい。手を抜くところなんてないから。みんな顔怖いし」と、周りの雰囲気を力にしつつ、苦手な走りのメニューに取り組んでいることを明らかにした。

 昨夏の東アジアカップから一気に日本代表1トップ最有力候補に躍り出ながら、フィニッシュの問題に苦しみ続けてきた彼は、昨季後半から今季にかけて、深刻そうな表情を見せることが多かった。C大阪が今季に入って思うように結果を残せない責任も感じるあまり「本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と反省の弁を口にすることが目立ち、彼らしいサッカー小僧の一面が影を潜めていた。

 それでもジュニアユースに上がった頃からの憧れの人・大久保嘉人(川崎フロンターレ)と代表で再会してからは、本来の明るさを取り戻した印象だ。指宿合宿でも大勢のメディアに囲まれる大久保の取材が終わるまで待ち、一緒に宿舎に帰っていく。大久保は柿谷の定位置である1トップを脅かしかねない存在なのだが、そんなライバル意識は微塵もないのだろう。1人のサッカー少年に戻って、尊敬する点取り屋から多くのことを吸収し、刺激を得ようとしているのかもしれない。

「曜一朗はすごい落ち着きが出てきたし、真面目になりましたね」と大久保も成長を認めている。今季Jリーグでは生みの苦しみを強いられたが、偉大な先輩から良いヒントを得られれば、柿谷はもう一段階上にステップアップできる可能性は少なくない。日頃、飄々としている彼も、本番で1トップのレギュラーとしてピッチに立ちたいという気持ちは強いはず。大久保との久しぶりの競演を、悪循環を断ち切る良いきっかけにしてほしい。

文=元川悦子

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