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岡島チェアが『WEリーグ』の理想を明かす「黄色い歓声でいっぱいに…」

『WEリーグ』の岡島喜久子チェア

 一般社団法人日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)の岡島喜久子チェア(代表理事の呼称)が15日、参入クラブ発表記者会見をオンラインで実施した。

 WEリーグは日本女子サッカーのトップリーグとして新設。参入基準には「運営にあたる法人を構成する役職員の50%以上を女性とする」、「意思決定に関わる者のうち、少なくとも1人は女性とすること」、「プロA契約選手5名以上およびプロB・C契約選手[最低年棒270万円(消費税別)]10名以上と契約を締結すること」などが掲げられた。

 17団体から入会の申請があった中で、リーグ理念への共感やクラブの財政状況、施設環境、ホームタウンの広がり、地域性などを重要視した審査の結果、全4回の協議を経て、推薦11クラブが第5回理事会で承認されたことを発表した。

 参入クラブが11クラブとなったことで、リーグ節数は「22」、同カード試合数は「2」、1節あたり試合数は「5」、リーグ総試合数は「110」、選手数は「275」となる。11クラブとした経緯については、いずれのクラブも参入基準を満たしており、魅力ある11クラブであること。また、ホームタウンの広がりを重視し、多くの方に女子サッカーを観に来てもらうことを理由に挙げた。

 今回参入クラブが正式決定したことを受け、岡島チェアは「観客動員がキーだと思っています。社会的認知をされるには今までのなでしこリーグと同じ観客数ではまずい。これからは平均5000名の観客を動員していく。いっぱいのスタジアムで選手がプレーするのが一つの理想」と成功について目標を明かし、次のように続けた。

「さらに言えば、今のなでしこリーグはどちらかというとコアなファンは男性が多いという状況です。『WEリーグ』は少女の夢となるように若いサッカーをやっている女の子が、『WEリーグ』の試合を観に来てくれるように。私の理想は試合会場が黄色い歓声でいっぱいになるというのを目指しています」

 また、参入クラブが11クラブと奇数になったことについては、「運営面では考慮しました。1チーム休みになってしまうということは、不公平に繋がるのではないかということも考えられます。1チーム休みになるところは完全に休みにしないで、『WEリーグ』の理念を追求するような活動をする日ということで定めたい」と試合のないチームは休みになるわけでないことを強調しつつ、奇数チームに至った理由については次のように説明した。

「Jリーグを見ても奇数チームで行ったリーグ戦もありました。今もアメリカの女子のプロリーグは9チームでやっている。将来のことを考えて、これから増やしていく予定だが、落とすことができない。11チームすべて魅力があるという判断をしたことで、変則的であることは承知しながら11チームにしました」

 リーグ戦のレギュレーションとしては「入れ替え戦は当面行いません。参入のみです」と断言した岡島チェア。「来年、参入希望のチームはまた同じような形で審査をさせて頂くことになる。今回残念ながら参入に至らなかったチームはぜひもう一度来年トライして欲しい。トライするために何が必要かというのをこれから詳しくお話していきたい。ぜひ来年参入して頂きたいと思っています」と2シーズン目にチーム数が増える可能性があることを明かした。

「今回新しく参入した中で大宮アルディージャとサンフレッチェ広島F.CはJリーグでありますけれども、女子のチームは全く持ったことがないクラブです。これがきっかけとなって他のJリーグのクラブも女子に目を向けて頂けるようなことになって欲しいと考えているので、それはこれからのリーグの成功にかかっていると思います」

 またチームの編成に関しては「外国人選手を積極的に入れて欲しい」ことを『WEリーグ』からお願いする意向であることを明言。「日本のFIFAランキングは11位ですが、日本よりも上の国の代表チームや経験者が『WEリーグ』に参入するチームでプレーするということであれば、金額とかはまだ決まっていないが金銭的な補助ができないか」ということを検討していることも明かした。

「今回重要視したのはクラブの財政基盤。財政基盤がしっかりしていれば移籍金などを払ってもいろんなチームから選手を呼んで来れる力があると思っている。そういったことを各クラブに検討して欲しいことを考えています」と語った一方で、「アカデミーは各クラブには力を入れていって欲しい。自分のアカデミーから強い選手を参入していってくれるような形で。アカデミーで育った選手が他のクラブにいった場合の保証なども考えています」とアカデミーも重要視していることを強調した。

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