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なでしこがアルガルベ杯決勝進出…スウェーデンに劇的な逆転勝ち

2014.03.11

宮間が決勝点を挙げ、逆転勝利を収めた [写真]=Bongarts/Getty Images

 ポルトガルで開催されている女子の国際サッカー大会「アルガルベカップ」第3戦が10日に行われ、なでしこジャパンとスウェーデン女子代表が対戦した。

 勝てば決勝進出となるなでしこジャパンは、澤穂希や宮間あや、大儀見優季らが先発出場すると、序盤からボールを保持してチャンスを作り出す。17分に、宮間のFKから大儀見が抜け出してゴールネットを揺らしたが、オフサイドで得点は認められなかった。21分には、右サイドの宮間のクロスから大儀見がヘディングシュートを狙ったがGKにキャッチされた。

 攻勢を続けながら先制できずにいると、前半終了間際の42分に失点を喫してしまう。右サイドの深い位置でFKを与えると、ヘディングシュートを決められてしまい、均衡を破られた。1点のビハインドを負うと、45分には川澄奈穂美が大儀見のスルーパスから抜け出してシュートを放ったが、ポストを直撃して同点ゴールとはならなかった。

 1点差のまま、前半を折り返したが、後半開始直後の49分に、大儀見が得点して、試合を振り出しに戻す。DFのバックパスを奪った大儀見が右足でシュートを沈めて、同点ゴールを挙げた。

 勝ち越しを狙うなでしこジャパンは、65分に澤に代えて、岩渕真奈を投入。68分には近賀ゆかりに代えて、有吉佐織をピッチに送り出した。

 選手交代で打開を図ると、70分には宮間がミドルシュートを放ったが、GKの好セーブで弾き出された。それでも、試合終了間際の89分に相手のハンドでPKを獲得すると、宮間がシュートを沈めて、逆転に成功した。

 試合をひっくり返したなでしこジャパンは、1点差のまま逃げ切り、2-1と勝利。2勝1分けとなり、勝ち点7でグループBを首位突破して、2年ぶりの決勝進出を決めた。なお、決勝は12日に行われる。

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