シャーレを一緒に掲げる大迫(左)と武藤(右) [写真]=Getty Images
明治安田生命J1リーグの第33節が25日に行われ、ホームに名古屋グランパスを迎えたヴィッセル神戸が2-1で勝利。この結果、1試合を残して2位の横浜F・マリノスに勝点「4」差をつけた神戸のJ1初制覇が決定した。
試合後、ノエビアスタジアム神戸に詰めかけたファン・サポーターの前で優勝インタビューに応じたFW大迫勇也は「このために日本に戻ってきたので、最高です」と喜びを露わにし、「自分たちを信じて戦うだけでしたし、仲間を信じていました。本当に勝ててよかったですし、みんなに感謝したいです」と溢れ出る思いを口にした。
この日も2つのゴールを演出するなど、シーズンを通してチームの攻撃をけん引してきた大迫は、「いつも通り、僕らが今までしてきたことを出すだけでしたし、それが前半からスムーズに出せたので、それが優勝に繋がったのかなと思います」と語り、立ち上がりから主導権を握ってリードを奪えたことを勝因に挙げた。
また、自身がボールを収めて裏に抜ける井出遥也にラストパスを送った1点目に関しては、「ハル(井出)がいい動きだしでランニングしてくれたので、僕は合わせるだけでした。ハルは苦しい時期も必死にもがきながらトーレにングしていたので、結果が出てよかったです」と後輩を労い、左サイドからのクロスで武藤嘉紀のゴールをアシストした場面については、「武藤を信頼しているので、決めてくれてよかったです」と振り返った。
試合終盤は名古屋に押し込まれる苦しい時間帯もあったが、「やるだけです。本当にやり続けることだけしか考えていなかったですし、勝つという強い気持ちで90分できたので、本当にヴィッセル神戸で優勝できたことを誇りに思いますし、全力で喜びたいなと思います」とコメント。さらに「若い選手たちも必死で成長してくれたし、僕たちは背中で見せようと経験ある選手も引っ張れた。チームとして強くなれたと思います」と続け、チーム全体で勝ち取った優勝であることを強調した。
最後にサポーターへのメッセージを求めれると、「ずっと待っていたと思うので、みんなで喜びましょう」と、満面の笑みで呼びかけた。
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By サッカーキング編集部
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