町野修斗が前半4得点の大暴れ！　湘南が開幕節以来の白星、G大阪は6戦未勝利

　明治安田生命J1リーグ第6節が1日に行われ、湘南ベルマーレとガンバ大阪が対戦した。

　代表ウィークを経て、2週間ぶりにJ1リーグが再開。開幕節以来の白星を狙う湘南が、開幕5戦未勝利のG大阪をホームに迎えた。最初に決定機を作ったのはアウェイのG大阪。13分、山本悠樹がコースを狙ってミドルシュートを放ったが、惜しくも右ポストに阻まれた。

　試合の均衡が破れたのは21分、ホームの湘南が先制する。阿部浩之が前方の町野修斗に向けて浮き球スルーパスを送ると、飛び出してきた相手GK谷晃生が処理に失敗。ルーズボールを回収した町野が無人のゴールへとボールを流し込んだ。

　湘南は38分、ゴール前でこぼれ球に反応した町野が右足を振り抜きゴールネットを揺らす。さらに40分、湘南は右サイドでフリーキックを獲得。永木亮太が送ったボールを相手GK谷が弾き出すと、ペナルティエリア左で町野がこぼれ球を回収。角度のないところから思い切ってゴールを狙い、ハットトリックを達成した。

　そして42分、中野嘉大のクロスに町野が合わせて再びゴールネットを揺らす。最初はオフサイドで得点が認められなかったが、VARによるチェックで町野のオンサイドが確認され、代表帰りのエースストライカーは前半だけで4得点を記録した。

　4点ビハインドで折り返したG大阪は、63分に1点を返す。相手のスローインをカットし、ファン・アラーノが鋭い縦パスを供給。イッサム・ジェバリが相手に寄せられながらもボールを収め、右足でゴール右下へと流し込んだ。ジェバリは待望の加入後初ゴールとなった。

　さらに89分、ジェバリが相手のハンドを誘ってG大阪がPK獲得。ジェバリ自らキッカーを務めたが、枠の上に外して2点目とはならなかった。

　試合はこのまま終了し、湘南が開幕節以来の白星で今季2勝目を収めた。G大阪は2試合ぶりの黒星で開幕6戦未勝利となった。次節は9日に行われ、湘南は敵地でFC東京、G大阪はホームで川崎Fと対戦する。

【スコア】
湘南ベルマーレ　4－1　ガンバ大阪

【得点者】
1－0　21分　町野修斗（湘南）
2－0　38分　町野修斗（湘南）
3－0　40分　町野修斗（湘南）
4－0　42分　町野修斗（湘南）
4－1　63分　イッサム・ジェバリ（G大阪）