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長崎、J1昇格へ“勝負の7連戦”スタート…初戦白星に貢献の都倉賢「必ず目標達成できると信じている。やり続けるだけ」

2022.09.03

[写真]=J.LEAGUE

 明治安田生命J2リーグ第34節、V・ファーレン長崎は敵地でジェフユナイテッド千葉を1対0で下した。新型コロナウイルスの影響により、長崎にとってはこれが3週間ぶりの公式戦。センターバックにはルーキーの菊地脩太、法政大在学中の特別指定選手・白井陽貴を起用する“総力戦”となった一戦で、見事4試合ぶりの勝利を挙げた。長崎を率いるファビオ カリーレ監督は「千葉はパワーがあり、空中戦の競り合いも多くなる。若いセンターバックに少し不安もあったが、彼らがよく活躍してくれた」と称えた。

 一進一退の攻防が続く中、決勝点が生まれたのは56分。クレイソンが右サイドで華麗に相手を抜き去り、中央に持ち出してスルーパス。「スカウティング通りの動き出しができた」と抜け出した都倉賢が冷静にゴールネットを揺らした。都倉は「千葉は前に強いDFが多く、タイミングよく相手を外すことができればと思っていましたし、クレイソンの個性が得点に結びついた」とコメント。長崎加入後初先発で躍動したクレイソンは「スタメン出場、そしてアシストを記録できたことはもちろん嬉しいけど、一番大切なのはチームの勝利。試合勘は戻ってきているので、今後もゴールやアシストで貢献していきたい」と語った。


 中止・延期となった第32節のツエーゲン金沢戦が6日(火)、第33節の栃木SC戦は21日(水)の開催が決定。長崎にとってはJ1昇格に向けた正念場の“7連戦”となる。「初戦で勝利できたことは良かったです。普段あまりチャンスがない選手たちも出場して勝利できたことは、チームの底上げにもつながるので価値ある一勝だと思います。これをベースに今後もチーム一体で勝利を目指していけば、必ず目標達成できると信じているのでやり続けるだけ」と都倉。クレイソンも「加入前に『長崎はすごくいいチームだけど、まだ足りない部分もある』という話をカリーレ監督からされたので、自分は目標達成のための一人のピースだと思っている。責任感を持ってプレーしないといけないし、チームに勢いにもたらしていきたい」と意気込んだ。

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