栃木への完全移籍が決まった豊田 [写真]=J.LEAGUE
5日、元日本代表FW豊田陽平選手がサガン鳥栖から栃木SCへ完全移籍することが両クラブより発表された。
現在36歳の豊田は2004年に名古屋グランパスでプロデビューを飾ると、その後モンテディオ山形、京都サンガF.C.を経て2010年にサガン鳥栖へ加入。2011年には23得点でJ2得点王となり、鳥栖をクラブ史上初のJ1昇格へ導いた。その後J1の舞台でも5シーズン連続で2桁得点を記録し、ベストイレブンや日本代表にも選出。しかし近年は若返りを見せるチームで出場数と得点数を減らすと、今シーズンはここまで公式戦6試合の出場にとどまっていた。
今回の移籍に伴い、豊田は鳥栖の公式サイトで以下のようにコメントを発表している。
「サガン鳥栖でプレーして12年。J2得点王、J1昇格、Jリーグベストイレブン、日本代表選出など多くの経験と成長がサガン鳥栖と共にありました。そしてサガン鳥栖で過ごした全ての時間が特別なものであり、どんな時も自分の背中をしっかりと押してくれたのはサガン鳥栖サポーター皆様の存在でした。サガン鳥栖サポーターの皆様と共に味わった感動の日々は、どんなに苦しい時でも正々堂々と真っ直ぐに進んで行きたい自分の気持ちに寄り添ってくれるものでした。そんな思いを背負ってプレーすることができた自分は本当に幸せでしたし、これからも皆様と共に喜びを分かち合っていきたいと思う気持ちは変わりません」
「ただ自分自身がその気持ちに応え、表現ができるのは、最後の最後までピッチの上で戦い続け、泥臭くても、勝負にこだわり続け、ゴールにこだわり続ける姿であるとも思っています。皆様に支えてもらった日々のことを考えるとこれまでにないくらい苦渋の決断ではありましたが、皆様の思いを感謝に変えて、プロの世界の中で戦い続けていきたい、自分自身を表現し続けていきたいと思い移籍を決意いたしました。本当に大きく大きく成長をさせてもらった皆様に感謝の気持ちしかありません」
「そしてまだまだ言いたいことも伝えたいこともたくさんあります。ですが、これからの自分自身の姿を見てもらうことで豊田陽平からの気持ちを受け止めていただければありがたいです。最後に、サガン鳥栖を愛してくださる皆様、本当にありがとうございました」
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By サッカーキング編集部
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