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川崎の関塚元監督、中村憲剛との思い出を語る「非常に光った選手でした」

2020.12.21

かつて川崎フロンターレを率いた関塚監督 [写真]=金田慎平

 川崎フロンターレは21日、等々力陸上競技場にてMF中村憲剛の現役引退セレモニーを実施した。

 同セレモニーにはかつて川崎で指揮を執った関塚隆氏も登壇した。2004年から2008年4月までと、2009年にクラブを率いた関塚氏は「皆さん、こんばんは。まずは、3度目の優勝おめでとうございます」と、今シーズンの明治安田生命J1リーグを圧倒的な力で制した川崎へ祝福の言葉を送った。


 関塚氏は川崎を率いることとなった当時を振り返り「当時は我那覇(和樹)とジュニーニョと、そして鬼木(達)、アウグストという選手がいるチームで。非常に攻撃力のあるチームだなという印象を持って、宮崎県の綾町キャンプをスタートしました」とコメント。「その中で、非常に光った選手が憲剛でした。非常に猫背で華奢で、『本当に1シーズン持つのかな?』と思いましたけども、本当に技術と判断力を持ち合わせていた選手でした」と、中村憲剛の第一印象を懐かしげに語った。

「シャドーには多くの選手がいて、憲剛のプレーをもったいないと感じていたので、彼の特徴であるインサイドの強いパス、縦パスを生かすことができる位置はどこかと考えたときに、ボランチを一緒にトライしてみようということになりました。彼は本当にポジションの理解力を持って、グングン成長して、それとともに川崎は強くなっていきました。皆さんに是非見てもらいたいのは、2006年に大宮(アルディージャ)と熊谷で行った試合ですかね。その中で、ジュニーニョの得点を演出した鋭いスルーパス。これを是非、皆さんもう一度見直してみてください。彼が本当に素晴らしい縦パスで得点を演出しています」

「こんなにも素晴らしい彼が、僕の時代は“シルバーコレクター”と呼ばれてなかなか優勝できませんでしたけども、彼が現役生活をしている間にフロンターレに星を付けてくれた。本当におめでとうという思いでいっぱいです。ここで現役を退きますけども、本当にこれから彼にこの川崎市、そしてフロンターレ、そして日本のサッカーをまた進めていってもらいたいなという思いでいっぱいです。

 最後に、関塚氏は「本当に憲剛、18年間お疲れ様でした」というメッセージで締めくくった。

By サッカーキング編集部

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