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川崎Fは全チーム勝利ならず…FC東京が1カ月ぶりJ1で白星、名古屋は後味悪い瑞穂最終戦/J1第31節&第32節

2020.12.12

FC東京に決勝点をもたらした中村帆高 [写真]=鈴木颯太朗

 明治安田生命J1リーグ第31節の1試合と第32節の6試合が12日に行われた。

 カタール・ドーハで集中開催となったAFCチャンピオンズリーグ(ACL)での戦いを終えたFC東京は、約1カ月ぶりにJ1リーグの舞台に帰還。ホームでサンフレッチェ広島と対戦した。アウェイの広島は前半に複数の決定機を迎えたものの、相手GK波多野豪の好セーブやクロスバーにも阻まれてネットを揺らすことができない。スコアレスで折り返すと、後半もお互いに1点の遠い展開が続くが、FC東京は65分に中村帆高が値千金の先制点。この1点を守り切り、FC東京がリーグ戦では3試合ぶりの勝利を収めた。


 すでに優勝を決めている川崎フロンターレは、敵地でサガン鳥栖と対戦した。川崎Fは57分にコーナーキックの流れから谷口彰悟のヘディングで先制したが、鳥栖は86分にレンゾ・ロペスがネットを揺らして追いつき、試合はこのまま終了。第1節でも鳥栖と引き分けた川崎Fは、同試合に勝てば、今季のJ1リーグで対戦する全17クラブから白星を挙げることになったが、この偉業は惜しくも達成することができなかった。

 ホームで清水エスパルスと対戦した鹿島アントラーズは、4分にコーナーキックの流れから上田綺世が押し込んで先制する。さらに12分、ファン・アラーノの絶妙なスルーパスに抜け出した上田が再びネットを揺らして追加点を挙げる。鹿島は追加点こそ奪えなかったものの、無失点のまま逃げ切って2連勝。来季ACL出場権の獲得に望みをつないだ。

 名古屋グランパスは今節の横浜FCが今季最後のホーム戦、そして改修工事を行う「パロマ瑞穂スタジアム」での最終戦となった。試合はスコアレスで迎えた79分、名古屋はジョアン・シミッチのヘディングが相手DF田代真一のハンドを誘ってPKを獲得する。だが、横浜FC側は田代の腕が体に密着していたことを主張し、審判団は協議の結果、PKの判定を取り消した。試合はスコアレスドローのまま終了し、名古屋にとっては後味の悪い「聖地瑞穂」でのラストゲームとなった。

 セレッソ大阪と柏レイソルの一戦もスコアレスドローに終わった。この結果、今節試合のなかったガンバ大阪は、次節勝利以上で来季ACL出場圏内となる3位以内が確定する。また、次節にG大阪が勝利、C大阪が引き分け以下の場合、G大阪は2位以上が確定し、今季の天皇杯JFA第100回全日本サッカー選手権大会への出場資格を得ることになる。

■試合結果

▼第31節
FC東京 1-0 広島

▼第32節
名古屋 0-0 横浜FC
C大阪 0-0 柏
鳥栖 1-1 川崎
大分 1-1 札幌
鹿島 2-0 清水
浦和 0-0 湘南

■順位表

1位 川崎フロンターレ(勝ち点77/得失点差+54)
2位 ガンバ大阪(勝ち点62/得失点差+4)
3位 名古屋グランパス(勝ち点60/得失点差+16)※残り1試合
4位 セレッソ大阪(勝ち点59/得失点差+10)
5位 鹿島アントラーズ(勝ち点58/得失点差+11)※残り1試合
6位 FC東京(勝ち点54/得失点差+4)※残り1試合
7位 柏レイソル(勝ち点49/得失点差+14)
8位 サンフレッチェ広島(勝ち点48/得失点差+11)
9位 横浜F・マリノス(勝ち点47/得失点差+12)※残り1試合
10位 浦和レッズ(勝ち点46/得失点差-9)
11位 大分トリニータ(勝ち点39/得失点差-10)
12位 ヴィッセル神戸(勝ち点36/得失点差-8)※残り1試合 
13位 北海道コンサドーレ札幌(勝ち点36/得失点差-13)※残り1試合
14位 サガン鳥栖(勝ち点32/得失点差-7)
15位 横浜FC(勝ち点30/得失点差-22)
16位 湘南ベルマーレ(勝ち点26/得失点差−18)
17位 清水エスパルス(勝ち点25/得失点差-23)
18位 ベガルタ仙台(勝ち点24/得失点差-26)

■次節の対戦カード

▼12月16日(水)
19:00 川崎F vs 浦和
19:00 横浜FC vs G大阪
19:00 湘南 vs 大分
19:00 清水 vs 仙台
19:00 C大阪 vs 鳥栖
19:00 広島 vs 柏

By サッカーキング編集部

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