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【鹿島vs清水プレビュー】目標達成へ1試合も落とせない鹿島…清水は敵地で8年ぶりの祝杯を挙げられるか

2020.12.12

[写真]=J.LEAGUE

鹿島アントラーズ 必要なのは勝利のみ。点取り屋の2人にかかる期待は大きい

【プラス材料】
 11月29日の第30節・浦和レッズ戦に4-0で大勝し、チーム状態は上向きにある。今節の清水エスパルス戦まで試合間隔が約2週間空いたことで、状態面や戦術面のメンテナンスを行うことができた。新型コロナウイルスに感染、または濃厚接触者と判定された選手たちも合流を果たしており、コンディションを戻す時間もあった。チームパフォーマンスを発揮できる状況にあるのは間違いない。

 その浦和戦ではFW上田綺世が2得点を記録したこともプラス材料。高い身体能力を持っており、FWエヴェラウドと2人で前線で起点になれることは、相手チームにとって脅威となるだろう。


 最終順位3位以内を目指す今季、残り2試合すべて勝ちきることができるだけの状態にある。

【マイナス材料】
 チーム状態が良いのは間違いないが、勝たなければいけないプレッシャーにどう向き合うかが最大のポイントであり、マイナス要素にもなり得る。

 数字上、2位以内の可能性は消滅した。来季のACL出場権を獲得できる3位の名古屋グランパスとの勝ち点差は「4」。残り2試合でひっくり返すためには、最低でも2連勝して、4位のセレッソ大阪と名古屋の結果を待つ必要がある。自力での3位以内確保ができない中、勝利を義務づけられた試合だ。

 今季は試合の主導権を握っていても、あっけなく失点してしまうことがあった。いかに重圧を集中力に変えられるかがカギになる一戦。最終節まで望みをつなげられるか。勝ち点3獲得が至上命令となる。

文:totoONE編集部

清水エスパルス 王者と互角に渡り合った前節の勢いを継続できるか

【プラス材料】
 ここ2試合はどちらも引き分けに終わっているものの、前節の川崎フロンターレ戦は絶対王者をあと一歩のところまで追い詰める戦いぶりを見せた。内容的にも攻守とも良いプレーが多く、リーグ最少失点の川崎Fから2点奪ったことも含めて選手たちの自信につながっているはずだ。この後も鹿島アントラーズ(今節)やガンバ大阪(第34節)という上位陣との対戦が残っているが失うものはなく、良い意味で純粋なチャレンジャーとして臨めるため、川崎F戦のような思いきりのいいプレーや勢いを出せるだろう。

 戦力面では、サブ組の選手たちが良いアピールをしてチーム内の競争がより激化しており、そこもチームの勢いを加速する要素となっている。平岡宏章監督の選手起用や交代策も成功しているケースが多く、今節も誰を使うのか、その選手がどんな働きを見せるのか、という部分が注目される。

【マイナス材料】
 川崎F戦でFWカルリーニョス・ジュニオが負傷交代。ケガの内容は不明だが、今節の出場は微妙な状況だ。出場した直近の4試合で3得点と調子を上げている彼を欠くことになれば、チームとしてもやはり痛いところだ。特にここ2試合は勝負を決める追加点を挙げられていないため、その面でも不安材料となる。

 また、鹿島に対しては2015年3月以降8試合勝利がなく(2分6敗)、直近は4連敗中。今季ホームで対戦した際(1●2)も前半は圧倒され、90分間で3倍以上のシュートを打たれた(清水エスパルスは5本、鹿島は16本)。特に『県立カシマサッカースタジアム』では7勝3分15敗と勝率が悪く、2012年以来白星なし(1分5敗)。この鬼門で勝利するには、自分たちのギアをもう一段、二段上げなければならないだろう。

文:totoONE編集部

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