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【清水vsC大阪プレビュー】公式戦の通算対戦成績は互角…先に一歩抜け出すのは清水か、C大阪か

2020.11.14

[写真]=金田慎平、J.LEAGUE

清水エスパルス セットプレーの破壊力は抜群。隙のない試合運びで連勝なるか

【プラス材料】
 平岡宏章新監督の初陣となった前節・ヴィッセル神戸戦は、今季初の逆転勝ちで8試合ぶりの白星。そして、3試合負けがない。新監督を信じてチームがひとつになるという面では大きなプラス要素となっている。

 また、最大の課題である守備面も、組織的な守りで神戸のシュートを4本に抑えて決定機もほとんど作らせず、失点はCKからの1点のみ。平岡監督は守備の修正点を明確にして、選手たちの意思統一も進み、安定感が出てきている。


 それを継続して、あとはいかに堅守のセレッソ大阪から点を取るかというところ。流れの中から取るのは容易ではないとしても、セットプレーという武器があるのは大きい。神戸戦でも3得点中2得点がセットプレーから。MF西澤健太のキックが好調で、ゴール前にもDFヴァウドを始め空中戦に強い選手が揃っている。

【マイナス材料】
 3-1で快勝した前節・神戸戦は選手たちが気持ちの入ったハードワークを見せたが、それはある意味“監督交代あるある”という見方もできる。そこから一息ついて中10日で臨む今節も、同じフレッシュさや同じテンションを維持できるかというのは未知数だ。

 また、C大阪は神戸よりも隙のない相手なので、思うように自分たちの流れに持ち込めない可能性もある。そうなった時にどれだけ臨機応変に対応できるかという部分は、勝ち星の少ないチームにとっては不安要素だ。逆に“隙”という面は清水エスパルスのほうが多いことは否めないので、そこをC大阪に突かれる可能性もあるだろう。

 攻撃では、C大阪のように手堅いブロックで守る相手を攻め崩すのが得意とは言えない。その中でCKやFKを得る回数まで減ってしまうと苦しくなるだろう。

文:totoONE編集部

セレッソ大阪 豊川の好調ぶりと松田の復帰はプラス。敵地で16年ぶりの勝利を狙う

【プラス材料】
 FW豊川雄太が直近の4試合で4ゴールと絶好調。第23節・横浜F・マリノス戦から3試合続けてゴールネットを揺らしている。今節の清水エスパルス戦もその勢いのまま背番号32が得点を奪えれば、確実に勝利へ近づくだろう。

 10月10日の第21節・名古屋グランパス戦で負傷し、その後離脱していたDF松田陸が前節のガンバ大阪戦で戦列復帰。負傷離脱する前はリーグ戦全試合にスタメン出場していたチームの要だ。右サイドで激しく上下動して、チームに勢いを与える背番号2の存在は欠かせない。

 清水とのリーグ戦の通算対戦成績は19勝7分15敗と勝ち越している。ホームで対戦した7月8日の第3節は2-0と完勝しているが、それはシーズン再開直後で監督交代前となるため、前回対戦は参考にしないほうがいい。清水は監督交代後、復調しつつあるので侮れない。

【マイナス材料】
 直近の3試合で5失点を喫している守備面が気になるところ。第24節・浦和レッズ戦(1●3)では今季7度目の複数失点を喫している(昨季はシーズンをとおして5試合しかなかった)。得点力は昨季よりも確実に向上しているだけに、今一度守備を見つめ直したい。

 清水とのリーグ戦の通算対戦成績で勝ち越しているのはプラス材料でも触れたが、アウェイゲームに限定すると6勝4分11敗と黒星が先行。また、今節の会場『IAIスタジアム日本平』での成績は4勝4分11敗と負け越しており、ここ3年間は黒星を喫している(2017年:2●3、2018年:0●3、2019年:0●1)。J1での最後の勝利は2004年まで遡らなければならず、アウェイでの清水戦は苦手としている。

文:totoONE編集部

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