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横浜FMがJ2甲府とトレーニングマッチを行い、オナイウ阿道と仙頭啓矢が2ゴールずつを決めて好調をアピール!

2020.02.29

横浜F・マリノスはリーグ戦の第2節があるはずだったこの日、J2・ヴァンフォーレ甲府とトレーニングマッチを行った

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、リーグ第4節までの延期が発表される中、横浜F・マリノスが29日にJ2のヴァンフォーレ甲府とトレーニングマッチを行った。「全員が出場するため」(アンジェ・ポステコグルー監督)に行われた45分×3本の試合は、トータルスコア8-3(1本目:2-1、2本目:3-2、3本目:3-0)で横浜FMがリーグ開幕戦での敗戦を払拭するゴールラッシュを見せた。

 開始12分にゴール前に詰めたエリキのゴールで始まった試合は、甲府に同点に追い付かれた22分、チアゴ・マルチンスの負傷によりピッチに入った仙頭啓矢が31分に決めて2-1で1本目を終了。続く2本目は、甲府に2点を先行されながら64分に仙頭のミドルシュートで1点を返すと、その85分にはオウンゴールで追加点。さらに2本目の終了間際には水沼宏太が右サイドからゴールネットを揺らして3-2。11人を入れ替えた3本目は、95分にオナイウ阿道が決めると、104分には左から切り込んだ遠藤渓太が決め、その10分後に再びオナイウが仕留めて3-0で終了。3本合計8-3でトレーニングマッチを終えた。


 この日、2ゴールを決めて誰よりもアピールしていた仙頭は「(チアゴの)ケガでの出場だったけど、それもチャンスだし、そのチャンスを(試合に)出た時にどう掴み取るかは自分次第。どんな形であれ、チャンスが来たらしっかりできる準備はできていますし、練習からやっているのでそこで2点取れたのは良かった」と結果を残せたことに安堵の表情。「課題はあるけどもっと成長して、マリノスの一員というか、マリノスのサッカーに浸透できるようにしていきたい」。中断期間中にスタメン奪取を目指す強い覚悟を示した。

 仙頭を始め、AFCチャンピオンズリーグやリーグ戦で出番のなかった選手たちがチームにフィットしたプレーを見せていたことについて、「日々の練習からやってきたことを今日の練習試合で出すことができて、いい部分も見ることができたので良かったと思いますし、出たメンバーもそれをしっかり受け止めてやっていると思う」と語ったアンジェ・ポステコグルー監督。「全体的に見ても内容としては満足している。ボールを持った時に周りも動き、ボールも動いたことによってたくさんのチャンスを作れたし、そのチャンスをモノにできた部分もあったので、本当に良かった」とチーム全体のパフォーマンスに手応えを感じていた。

 リーグ戦は3月18日第5節から再開の予定だが、「いつ再開してもいいように自分たちは日々の練習の中で、フィットな状態を保つことと続けてやっていくことだと思う」と指揮官。しばらくの間はトレーニングマッチで試合勘を失わないための調整が続きそうだ。
     

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