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山田直輝、湘南へ完全移籍! 浦和に感謝「17年間お世話になりました」

2019.12.31

浦和から湘南への完全移籍が決まった山田直輝 [写真]=Getty Images

 浦和レッズから湘南ベルマーレへ期限付き移籍で加入していたMF山田直輝が、同クラブへ完全移籍で加入することが決まった。31日に両クラブが発表している。

 山田は1990年生まれの29歳。浦和ジュニアユース、ユースの出身で、2008年4月に2種登録選手としてトップチームに名を連ねた。翌2009年に正式昇格し、日本代表にも初選出。18歳の若さでA代表デビューを果たした。しかし以後は度重なる負傷に苦しめられ、2010シーズンから4年間でのリーグ戦出場は29試合。2015年に湘南へ期限付き移籍で加入し、3シーズンにわたってプレーした。


 そして2018年、浦和へ復帰。しかし出場機会には恵まれず、今季途中から湘南へ2度目の期限付き移籍で加入した。今季は明治安田生命J1リーグで10試合出場1得点(浦和では1試合出場)を記録している。

 2度の期限付き移籍を経て、ついに湘南へ完全移籍することが決まった山田。下部組織時代から所属していた浦和の公式HPにて、移籍の心境を語っている。

「2020シーズンから湘南ベルマーレに完全移籍することになりました。ジュニアユースのころから17年間、本当にお世話になりました。僕は5歳のころから浦和レッズの大ファンでした。駒場スタジアムに足を運び、赤いユニフォームを着た選手たちが照明に照らされて躍動している姿は、今も脳裏から離れません。いつしかそのユニフォームを着るのが、僕の夢になっていました。そのときから僕の生活には浦和レッズがあるのが当たり前でした。そんな浦和育ちであり、浦和のサポーター上がりの僕を多くの方が応援し、我が子のように見守ってくれているのは身に刺さるほど感じていました。本当に感謝しかありません。それと同時にその期待に応えられず恩返しできず、本当に申し訳なく思います」

浦和レッズの選手として埼玉スタジアムで試合に出られるのが僕のサッカー人生として一番の幸せであるという考えは正直今でも何も変わりません。ですが、サッカー選手としてピッチでプレーをし、元気な姿を見せるのが、今まで応援していただいた方への恩返しになり、またサッカー選手である姿を見せなければいけない人たちのために、僕にプレーする場所を与えてくれた湘南ベルマーレで全力でプレーします。黄緑色のユニフォームを着た僕を応援してほしいとは言いませんが、その姿をみて、元気にしているなと思ってもらえたら嬉しいです。最後になりますが、スタッフ、クラブ、選手のみなさま、こんな未熟な僕をいつも温かく迎え、指導していただきありがとうございました。17年間、本当にお世話になりました」

 そして完全移籍加入となる湘南の公式HPでは、以下のようにコメントしている。

「2020シーズンから湘南ベルマーレに完全移籍で加入することになりました。新加入選手にはなりますが、もう3年半共に戦ってきたチームであり、僕がやらなければいけないことは理解しているつもりです。多くを語るよりピッチやピッチ外で示していくつもりです。そして湘南を象徴する選手になれるように、日々全力を尽くします」

「そして、三度プレーする場を与えてもらったベルマーレに感謝の気持ちを忘れず、たくさんの勝利のダンスで恩返ししたいと思います。これからも変わらぬ熱く温かい応援をよろしくお願いします」

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